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幸せ気分を増やす、4つのヒント。幸せになるのは簡単。

投稿日:2019年3月31日 更新日:

 「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。幸せは、「〇〇だったら幸せ」といった条件ではなくて、気分の一種です。難しく考えるほど、幸せは遠ざかっていきます。考えた先に、幸せはありません。

 今回の記事は、どうしたら幸せ気分を増やせるのか、4つのヒントをご紹介します。幸せになるのは、簡単なのです。よろしくお願いします。

 

幸せになるアプローチは、意外に単純!

 幸せを、難しく考えるのは止めましょう。人の心は、単純です。一方、思考はいくらでも複雑にできます。複雑な思考をフィルターにすれば、心に届く幸せは目減りして当然です。心はもっと、単純に簡単に扱った方が良いのです。

喜びの大きさは飢え加減で決まる

 経済用語で、限界効用逓減の法則というものがあります。限界効用とは、一つ追加した時に得られる喜びです。逓減とは、だんだん減っていくこと。人の喜びは、追加される毎に減っていきます。

 この法則は、よくビールで説明されます。一杯目の一口目は、とんでもない素晴らしい美味しさです。二口目もすごく美味しいですが、一口目に比べると感動は薄い。そうやって次第に喜びが減っていって、二杯、三杯、四杯と飲んでいくと、やがては美味しいんだか美味しくないんだか、微妙になってきますよね。

 人の感じる幸せは、限界効用逓減の法則で、かなり理解できると思います。忙しい日々を過ごした後の休日は素晴らしいですが、それが何か月も続くとなると、当たり前になって何も感じなくなります。ゲームが好きでも、やり続けていれば飽きます。友人と遊ぶのも、たまになら楽しいですが、毎日となれば疲れます。

 欲求は、満たされていない時間が長くなると、強くなります。欲求が強ければ強いほど、満たされる喜びも大きくなります。日々のちょっとした刺激でも、人生の一大決心でも、今、自分は何に飢えているのか、どの欲求を満たせば喜びが大きいのかという視点で動くようにすると、より幸せを感じられる人生になります。

物質的な豊かさを積み重ねても、幸せは薄い

 標準的な日本人の生活であれば、ある程度の物質的な豊かさはあります。限界効用逓減の法則で考えると、既にかなりの喜びが積み重ねられています。

 高度成長期の三種の神器、テレビ、洗濯機、冷蔵庫を手に入れるような段階では、そこに大きな喜びがあったでしょう。白黒テレビが、カラーテレビに変わる段階も、かなりの上積みになったはずです。

 しかし現代社会では、普通に働けて、この三種の神器に手が届かない人はいません。不況だ貧富の差だと言いますが、世界的に見て、日本の社会的な豊かさは相当なものです。一人暮らしのフリーターが、日々で節約しさえすれば、年に一回は海外旅行にだって行けます。

 このような環境では、お金で買える物では、あまり喜びは追加されません。それよりも例えば、より良い人間関係を築くこと、自分を成長させること、新しい刺激的な体験などの方が、大きな喜びにつながるでしょう。勿論、個人個人で事情は異なりますが、一つのヒントにしてみてください。

安心と幸せ

 日本人は、傾向として幸福度が低いと言われています。国を比較しての調査でも、先進国の中では低位に居続けています。一方、ランキングの上位に居続けるのは、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの北欧です。日本とこれら北欧の国とで、何が違うのでしょうか?

 これら北欧諸国は、税金が高いのと引き換えに、社会保障が充実していることで知られています。多くの税金を徴収されるので、お金を使った贅沢はあまり出来ません。しかしその代わり、子育て、何かが起こって働けなくなった時、老後の心配が要りません。

 日本と比べれば、人生を送っていく上での安心感に、雲泥の差があります。日本に至っては、将来、年金を無事に受け取れるか否かを心配するレベルです。安心という項目は、おそらく多くの日本人が何となくイメージしているよりも、はるかに幸せに好影響を及ぼします。

 これら北欧の国々では、物質的な豊かさの積み重ねはほどほどに、その分を安心に振り分けています。またその環境の中で、より良く生きていく経験知もあります。幸福度という観点からは、日本よりもバランスが良いのでしょう。

 社会システムが異なるので、北欧諸国をそのまま真似はできません。けれども安心感、幸福に貢献するものへの配分、という観点で考えるヒントになります。自分の置かれている環境なりに、どうすれば幸福度が上がっていくのかを考えてみてください。

自己評価を上げる

 自分を誇って生きるのか、それとも蔑んで生きるのか、気分が良いのはどちらでしょうか。当然、誇っている方です。

 どんな自分なら、誇れると思いますか? 成功者になる、人格者になる、ボランティアをする、社会貢献をする、親孝行をする、立派な親になる、責任を果たす、男らしく生きる、得意なことを見つける、など、人によってイメージは様々だと思います。

 それらは全て、成長、正しさ、美学の何れかに分類されます。この3つは、人が感じる普遍的な価値です。これらの価値を上げたり、生み出したりした時に、人は己を誇れるのです。成長と正しさに比べて、美学はピンと来ない人が多いかもしれません。カッコイイに言い換えると、解りやすいと思います。まとめると、前向きに努力をして、正しさとカッコ良さを選択するようにすれば、自然と自己評価も上がります。

 

 

 

まとめ

 心のメリハリ、物質よりも精神、安心、自己評価、どれかあなたにピンと来るものがあったでしょうか? 幸せに、絶対的な答えはありません。けれども人の心には、共通の法則があります。心の法則から入って考えると、幸せの正体は意外にシンプルなのかもしれません。

 

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