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ネット上で、誹謗中傷をする人の心理。彼らは何故、人を貶めるのか。

投稿日:2020年5月31日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。ネット上では、毎日のように、誰かが誹謗中傷されています。被害者の中には、それで心を病ませる人もおり、悪くすれば自死まで起こり得ます。

 今回の記事は、ネット上で誹謗中傷をする人の心理を紐解きます。

 

人はなぜ、人を貶めるのか?

小池義孝が受けてきた、誹謗中傷の数々

 僕もネット上では、数々の誹謗中傷を受けてきました。古くはmixiのコミュニティー内、2chで。現在のtwitterでは、日常茶飯事です。

 最初に経験したmixiでは、正直、面食らいました。民間療法系のコミュニティーで情報交換をして、勉強をしようと考えたのですが、完全に魔物の巣窟になっていました。

 管理人さんは穏健な方だったのですが、民間療法とは言え、現代医療から離れたものの存在は許さない! と使命感に燃える数人のグループがあり、彼らが気に入らないコメント、人間については、罵詈雑言の嵐です。

 気功治療でプロデビューした僕との相性が良いはずもなく、幾度も揶揄、罵倒、人格否定を受けました。

 もっとも衝撃的であったのは、初出版した「ねこ背は治る!」に対してです。出した途端に部数が伸び、僕は一気に目立つ存在になりました。すると本を読んでもない、僕と実際に会ってもない人から、バッシングを受けます。2ch、mixi日記、個人ブログなど、数え切れない程の勢いです。

 ただ本が売れているというだけで、人を騙す金儲け主義の人間として扱われました。それを新聞広告を見たというだけの知識で行うのですから、驚かされました。

 Twitterでは、身近なちょっとした話題~社会派まで、幅広くコメントが寄せられています。僕も社会派で、思ったこと、気付いたことをよくコメントします。

 これをすると、時折、違う価値観の人がヒートアップします。殺害予告まがいのもの、性犯罪思考の持ち主だという中傷までも受けてきました。

正しくても間違っていても、攻撃される

 自分自身が経験し、また多くの誹謗中傷を見てきて言えるのは、「目立てば、どうしたってアンチが湧いて、バッシングされる」という救い難い事実です。

 人として道を踏み外せば、当然、叩かれます。少しでも尖った意見を言えば、価値観の違う人から攻撃されます。何も悪いことをしていなくても、悪意や正確の悪さを想定、決めつけられます。

 有名タレントというレベルまで行かなくても、ちょっとtwitter上で目立ったくらいのアカウントでも、アンチが現れる始末です。

叩く人間は、自分を正義だと思っている

 誹謗中傷を行っている人達を見ると、彼らには、彼らなりの正義があるのだと解ります。傍から見れば誹謗中傷に過ぎないものが、行っている本人の中では、正義の鉄槌、世直し、教育、といった意味があります。

 もっとも、では純粋に正義感や社会性から来るものかと言えば、やはりそれは違います。まず彼らには、他人を攻撃したい欲求があります。人生が上手く行っていないのか、それに噛み付く精神的な事情があるのか、何かしらの負の背景があります。

 しかし相手に何の非もないのに、攻撃する訳にも行きません。ですから不祥事、不適切な発言など、切っ掛けが目に入った瞬間、今がチャンスと飛びつきます。彼らの攻撃性は、正義という後ろ盾を得て、より苛烈に、質(たち)の悪いのものになります。

 活動家であるなら、相反する立場にある影響力の強い著名人は邪魔です。戦略的に、潰しておこうと考えるでしょう。

人を貶めると、安心する心理

 人には、自分が優位だと感じると、安心する心理があります。やたらと、自分の方が上だとアピールする人、相手を悪く言って下げる人がいますが、その大元には生来のマウンティング欲求があります。

 ネット上で誹謗中傷、バッシングするのは、ほぼノーリスクです。匿名であれば、リアルで実害を被ることはありません。

 匿名で発言できるネット世界では、マウンティングのし放題です。それによって自尊心が満たされたリ、心を落ち着けたりと、良いこと尽くめ。ネット上で誹謗中傷やバッシングが吹き荒れるのは、必然です。

 

 

 

 

誹謗中傷を受けたなら、どうする?

 それでは、自分が誹謗中傷の被害者になった時、どうすれば良いのでしょうか?

 残念ながら、彼らの行動を完全に封じる方法はありません。何かで目立てば、その時点でリスクは避けられません。

 良い悪いではなく、被害を受けた側が対応する他ないのです。

匿名アカウントなら、許容範囲の中で

 自分も匿名アカウントであれば、互いに実生活上でのリスクはなしです。ですからここでは、完全にメンタルだけの話になります。

 いくら匿名アカウントとは言え、悪く言われれば、傷つくのは同じです。けれども本人に結びつける情報さえなければ、最終的にはアカウントを消せば解決します。その分、やはり気は楽です。

 ですから精神的な許容範囲の中で、対応するようにしてください。精神がダメージを受けるようであれば、ブロックで拒絶する、SNSから距離を置くなどして、自分を守りましょう。

実名、顔出しであれば、しっかりと信念を持って

 タレントや政治家はもちろん、自分という人間を売ってビジネスをしている人は、実名で顔を出しています。住所、電話番号などを公開している人もいるでしょう。

 こうした立場では、覚悟が必要です。自分自身の存在は、匿名アカウントのように取り換えは出来ません。

 価値観、倫理道徳感、情報の正確性などに責任を持って、信念をもって活動をしてください。挑発やからかいは、無視が基本です。いちいち相手にしていると、泥沼化して、そのやり取りに多大な労力と時間を奪われます。

酷いものは、警察や弁護士に相談する

 侮辱、名誉棄損、脅迫など、酷いものは警察や弁護士に相談しましょう。

 ただ正直、よほど極端に酷いものでなければ、警察は動いてくれません。民事で訴訟を起こすにも、相手の正体を突き止めるための費用、弁護士費用などを考えれば、賠償金は取れても赤字になるケースが殆どです。

 けれども相談したという事実は、抑止力になります。もしも相手が、まあこれくらいで動かないだろう…… と高を括っていたとしても、100%の確信ではありません。民事訴訟も、もしかしたら本当に起こされるかもしれない。

 誹謗中傷をする人間の殆どは、正体不明の匿名という安全圏にいる卑怯者です。現実のリスクがあるなら、引くのが普通です。

 

 

 

まとめ

 有名になったら、目立ったなら、誹謗中傷は受けて当たり前です。匿名性に隠れて好き放題に言える環境が続く限り、彼らを止める術はありません。

 自分に非があっても、なくても、切っ掛けさえあればバッシングの的にされます。ただ他人を無暗に攻撃しない人、倫理道徳的に逸脱していない人であれば、同調者の規模は限られます。

 匿名にせよ、実名で顔出しにせよ、自分の耐久性の範囲を超えてしまわないよう、ご注意ください。

 

 

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