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中年以降の方、必見! 鈍くなる肉体に、精神を連動させてはいけない。

投稿日:2019年6月21日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。これは知らずにいれば、多くの人が陥ってしまう罠です。老化、認知症の原因にもなります。残念なことに、これを言っている人はほとんどいません。肉体が鈍くなるのと一緒に、精神まで遅くしてはいけないのです。

 静かに忍び寄るこの現象と、対策方法をお伝えしていきます。

 

なぜ肉体と一緒に、精神まで鈍くなるのか?

静かに忍び寄る

 年齢を重ねて行くと、どうしても、どこかでは衰えが来ます。以前のようには機敏に動かず、動作が緩慢になるのは避けられません。

 これに殆どの人が、精神を連動させてしまいます。肉体と一緒に、精神も停滞させてしまうのです。肉体の動きのリズムと、精神の動きのリズムとが、重なる現象です。「自分は鈍い人間である」と、自己評価を歪められてしまいます。

 この現象は、静かに忍び寄るように起こります。肉体の衰えは、何年もかけてゆっくりと進行します。昨日と今日とで、目立つ差はありません。明日になっても、ほとんど変わらずです。しかしこれが1年、5年、10年といった単位になると、大差になってきます。

 自分では、気付き難い問題です。

年齢なりの落ち着きに錯覚する

 中年期では、この現象を年齢相応の落ち着きとして解釈も出来るでしょう。精神のリズムが遅くなったのは、年輪を重ねて人として成熟してきたから、という訳です。

 この件に限らず、このような辻褄の合う間違いは、意外な落とし穴になります。思い当たる理由で説明がつく、辻褄が合うと、それを安易に事実と受け取ってしまうのです。

 例えば財布を盗まれたけれど、犯人は解らない。そう言えばAさんが、お金に困っていると言っていた。→ 犯人はAさんに違いない! この程度の合致でも、結論を簡単に決めつけてしまう光景をよく目にします。

 年齢なりに落ち着くとは、経験を積んで視野が広がったり、無暗に刺激を求めなくなったり、理性と良識を優先できるようになったり、といった変化を指します。勢いを感じられない部分でイメージが重なるでしょうが、スピードの低下ではありません。

脳機能の低下

 すると脳の機能も衰え始め、痴呆などにも繋がっていきます。痴呆を抱える方は、思考スピードがゆっくりになります。話を聞いて理解するのに時間がかかり、自分が言いたいことを言葉にするのにも時間がかかります。

 思考スピードを落とす作業は、自ら痴呆に近づいていくのと同じです。脳は筋肉とよく似ています。使えば鍛えられ、楽をすれば衰えます。

 脳を鍛える、脳をきちんと使うという意味で、思考のスピード感は重要なのです。

 

 

 

 

精神の速度を上げていこう

肉体の鈍さに支配されない

 精神は、肉体とは無関係に、精神として存在します。肉体がどれ程に鈍くなろうとも、精神はその速度を維持できます。

 例えば瞑想は、肉体の動きは限りなく0に近いですが、精神は活性化しています。

ゆっくり動きながら、高速思考は難しい

 意図的にゆっくりと動きながら、高速で思考をするのは困難です。なぜなら思考は、ゆっくりと動くために、スローペースでリズムを取っているからです。

 ですから精神、思考を高速にするには、速く動くか、逆に止まります。

高速ウォーキングを行う

 動作がゆっくりになってきた人でも、意識をすれば自分なりに速くは動けるはずです。痛いところがあるのに、無理にという訳ではありませんよ。

 自分なりのスピードアップで良いので、高速でウォーキングをしてみてください。精神のスピードアップ、高速で物事を考えられるのを実感できます。

アップテンポの曲を聴く、歌う

 精神のリズムを上げるには、音楽を使うのも有効です。アップテンポの曲を聴きながらリズムに乗ったり、一緒に口ずさんでみたり、精神を高速に乗せます。

 これならあまり動けなくなっていても、無理なく出来ます。

完全に静止して高速で考える

 座るか寝そべるか、楽な姿勢を取ります。楽ではない姿勢は、姿勢を維持するのに精神エネルギーを割かなければなりません。精神エネルギーを、思考に集中できるようにします。

 テーマは何でも良いですから、意識的にスピードを上げて考えます。言葉を使って早口言葉にしても良いですが、言語を使わない方がより高速化します。

 これを試すと、意外にスピードを上げられるものだと実感できると思います。

一日の中でメリハリをつける

 最後に、これは基本です。急ぐ作業でなければ、ゆっくりと時間をかけてもやれます。しかしあえて、何かをする時にはスピードを上げてください。速くやろうとすればする程、脳も高速で動かなければなりません。

 逆に、休む時には、ゆったりと休みます。中途半端にダラダラと動くのではなく、やる時は気合を入れてスピードを上げる! 休む時はゆったりと休みきる。このメリハリを大切にしてください。

 

 

 

まとめ

 肉体の鈍さに心が引きずられないように!

 中年以降は、ここを注意しておいてください。まるっきり、老後の人生が変わります。

 

Youtube、記事動画

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Youtube、雑談講座

 この記事の内容を元に、雑談を交えたフリートークです。台本なしのワンテイクです。

 

 

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