「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。幸せを、難しく考え過ぎです。思考の先に幸せを見い出そうとして、わざわざハードルを上げてしまっています。
幸せになるのは簡単です。幸せになる考え方、5つのポイントをお伝えします。
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幸せになるのは簡単、その5つのポイントとは?
前足を食いちぎられたワニ
何年か前、飼われているワニの動画を観ました。そこで人生観が変わった! とまでは行きませんが、「そうなんだよな~」という気付きを得ました。
ごちゃごちゃワニがいる所に、飼育員がエサとなる鶏肉の塊を放り投げます。空腹のワニはエサを求めて、激しくがっつきます。そこで、アクシデントが起こります。あるワニが他のワニの右前足を、口の中に巻き込みながらローリング。食いちぎってしまったのです。
僕が驚いたのは、その後です。前足をちぎられたワニは……ノーリアクション。騒ぎも怒りもせず、何事もなかったかのように普通にしています。
もしもこれが人間だったら、大変な騒ぎになります。腕を千切られた人は激しく動揺し、腕を失った事実にしばらくの間は苦しめられるでしょう。ところがワニは、意に介せずです。移動する時に、動き難いなあくらいは思うでしょうが、その事実に苦しめられはしないでしょう。
ワニと人とは、脳の構造が違います。実はワニは、知能の高い動物として知られています。他の爬虫類とは一線を画し、研究者によっては犬並とさえ評価しています。しかし感情を司る部分が人とは大きく異なり、犬や猫に見られるような人との近さはありません。おそらくワニには、不幸という概念は存在しないと思われます。
不幸は、知能によって生み出される
人の精神は、意味づけを得意とします。何が幸せで、何が不幸なのかも、広範に意味づけが行われています。それが社会に定着すると、一人一人の人間も自然とその意味づけパターンを身に付けます。
友達、恋人、結婚、子、容姿、お金、ステータス、障害など、多くのものが幸不幸の意味づけとセットになっています。
その環境の中で、何を持っていたら幸せ、何を得たら幸せ、何を持っていなかったら不幸、何を失ったら不幸、と刷り込まれた通りに、無意識にジャッジされます。
こうした土台があって、持っていないもの、失ったものにフォーカスして考えれば、自分は不幸であると認識して当然です。
幸せは、心地よさからも生み出される
その意味では、幸せも知能によって生み出されます。幸せと意味づけられているものを持てば、その分、自分は幸せだと認識します。
加えて、幸せには素晴らしい特徴があります。わざわざ厳しいハードルを設定しなくても、ちょっとした切っ掛けで、簡単に生み出されるのです。スイッチとなるのは、心地よさです。
真夏の灼熱地獄から、涼しいクーラーの効いた部屋に入った瞬間。冷え切った体で入る、温かいお風呂。ふと見上げて目に入る、透き通るような青空。こうした心地よさに反応して、心は幸せを感じます。
一方、不幸は心地悪いからといって、即座にそう判断されません。辛いとか、苦しいとか、鬱陶しいとか、そのようにネガティブな状況ではありますが、すなわち不幸とはジャッジされないのです。
なぜなら不幸には、思考が必要だからです。この幸せと不幸との違いは、非常に興味深く面白いところです。
これらを踏まえて、幸せになるシンプルな考え方を、ご紹介していきます。
ポイント1 思考で、幸せのハードルを上げ過ぎない
幸せは、心地よさで簡単に手に入る気分です。幸せと意味づけされたものの有無は、必ずしも必要ではありません。あったらあったで良いですが、なくても幸せは成立します。
思考で幸せのハードルを上げて、「自分は幸せではない」と判定してはいけません。
ポイント2 心配、不安は丁寧に減らす
幸せは気分ですから、気分を下げる要素は少ない方が良いです。
生きていれば、心配も不安もあります。出来るだけ丁寧に、その要素を減らしていきましょう。
ポイント3 生活にメリハリをつける
気分は、ギャップに反応します。クーラーの効いた部屋が幸せなのは、暑い外に居続けたからです。
何となく居心地の良い状態を、ダラダラと続けてはいけません。しっかりと頑張ったからこそ、終業や休日の喜びがあります。間食をせずにいるから、食事の喜びがあります。
生活にメリハリをつけて、ギャップを作りましょう。
ポイント4 好き・嫌いで動く
心地よさは、好きの中にあります。嫌いを避けて、好きに向かっていけば、自ずと心地よい時間が増えます。
アイドルが好きなら、ライブでも握手会でも行ったら良いです。パンダが好きなら、年パスを買って上野動物園に通い詰めても良いです。メロンソーダが好きなら、レストランで注文したら良い。
素直に好き嫌いで動く人は、皆さん、幸せそうにしています。ただし生活そのものが成り立たなくなるような行為は、結局は幸福度を減らします。その辺りのバランス感覚は必要です。
ポイント5 他人からの評価は、気にしない
他人からの評価を気にしても、そこに幸せはありません。自分は、自分が好きなように生きていれば良いです。社会に有害な存在にならなければ、何をするのも自由です。
例えば、男性でメロンソーダを頼むのが恥ずかしいと思って躊躇する人よりも、気にせずに注文して飲める人の方が、確実に幸せです。
まとめ
幸せは、心地よさで簡単に得られます。難しく考えて、「自分は幸せではない、不幸だ」と決めつけるものではありません。
心地よさに素直に心が反応して、それを満足できれば、人は誰でも幸せになれます。
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