「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。直観を引き出すには、考えてはいけません。一旦、それを放置して潜在意識に任せます。
今回は、意図的に直観を活用するテクニックをお伝えします。よろしくお願いします。(左の画像は、イメージです。こういう仰々しい瞑想はありません)
直観と潜在意識
直観とは、潜在意識による産物です。表面上の意識(顕在意識)がどれ程に頑張ろうと、直観の真似事はできません。直観は一瞬にして、根拠も思考もすっ飛ばして結論だけを閃かせます。
潜在意識の世界では、何が起こっているのでしょうか?
潜在意識は全ての情報にアクセスできる
大切な前提として、潜在意識は全ての情報にアクセスできます。潜在意識は、潜在意識同士でコミュニケーションを取ります。面識のあるなし、距離は障害にはなりません。
ユングの言う集合的無意識、共時性の根拠が、ここにあります。最近では、引き寄せの法則も盛んに言われていますが、それも同様です。
ですから潜在意識は、全てを知っている訳ではありません。全知ではありませんが、あらゆる情報にアクセスできます。情報は潜在意識同士で、共有されているのです。
直観の大元には、論理的思考がある
根拠も思考も吹っ飛ばして結論だけを閃かせると書きましたが、それは顕在意識から見ての話です。
潜在意識は必要に応じて、あらゆる情報にアクセスして取得します。その情報を元にして思考を行い、合理的な結論に到達します。顕在意識とは、情報量に雲泥の差があります。
よく直観の方が正しいと言うのは、こうした背景があるからです。
放置して、直観を引き出すテクニック
ここまで読まれてきたなら、放置とは言っても、本当に放置するわけではないとお察しでしょう。
顕在意識と潜在意識とは、シーソーのような関係性にあります。潜在意識を活性化して直観を引き出すには、顕在意識を引っ込ませる必要があります。
解らない時は、考えるのを止める
考えて解らない時、行き詰った時には、とりあえず考えるのを止めます。そして何でも良いので、気軽なものに寄り道してください。あまり考える必要がなく、ボケーっとしていても大丈夫なものです。一般的には、音楽を聴いたり、やり慣れたゲームをしたり、テレビのバラエティ番組を観たり、といった辺りでしょうか。
そうしながら、何となく解らない課題に気を留めておくのです。その間に、潜在意識が色々と考えてくれています。
改めて、何となく考えてみる
時間としては、短くて5分くらい。長ければ数時間、場合によっては丸一日も考えられます。
どこかのタイミングで、改めて何となく考えを再開してみてください。すると不思議なことに、今度は考えを進められて、課題を解決できているケースがあります。
僕もこのブログ記事を書く時に、ちょっと詰まったな…… と感じたら、頑張らずにすぐに止めて時間を置きます。戻ると、改めて順調に進められる場合が多いです。本の執筆時も、同様です。
ちょっとしたコツがあって、「何となく」が大切です。あまり力を入れて考えると、潜在意識との連絡を完全に塞いでしまいます。何となく、ゆるっとした感じが、潜在意識との繋がりを保ってくれます。
何も出て来ない時は、ガッカリせず、また時間を置いて試してみてください。100発100中とは言いませんが、使いこなせれば、かなり有用な技術になります。
寝ている間にやっといて
応用として、睡眠を利用できます。やる事は、基本的にはまったく同じです。
課題を心に留めておき、普通に睡眠に入ります。睡眠は、ほぼ潜在意識の世界です。そこで働いてくれて、翌日になったら冴えている! という展開を期待できます。
潜在意識さん、極めて優秀です。
普段の勉強も、すっごく大事
しかしだからと言って、全てを直観だけで乗り切れると過信してはいけません。
潜在意識は、言語で語り掛けてはくれません。顕在意識が受け取れる直観のメッセージは、
・何となく
・ぼやっと
・違和感
・ハッとした閃き
といった形で伝わってきます。
それらを解釈し、理解するのは顕在意識の役割です。前提に知識がなければ、理解できる形で解析ができません。その情報を活かす、発想の元がありません。
こういった話をすると、安易に「潜在意識は素晴らしい! 顕在意識は劣っているし、大したことない」と思ってしまいがちです。
物事を最終的に判断するのは、顕在意識の役割です。顕在意識がきちんと機能するから、直観というものが現実に役立ちます。
普段から新しい情報に触れて、よく考え、勉強を積み重ねてください。潜在意識を活かせる器を、十分に広げておくのです。
まとめ
考える → 詰まる → 潜在意識に任せる → また何となく考える といった手順で活用してみてください。
あまり真剣に考えず、いい加減でいるのも一つのコツです。飄々(ひょうひょう)として、軽やか♪ にいた方が、直観は冴えます。
絶対に直観を活用してやるぞ! ではなく、まあどっちでも良いけど、何か出てきたらラッキーかな~ くらいの軽さです。
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