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人生を楽しくする「子供スイッチ」。好きな時に、自由に子供になる。

投稿日:2020年7月31日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。子供が無邪気に遊んでいる姿は、本当に楽しそうですよね。しかし年齢を重ねるに連れ、大抵の人は、無邪気さが薄れていきます。必然的に、子供の頃に味わっていた楽しさも、失っています。

 今回の記事は、大人であっても、子供の頃にあった楽しさを取り戻そう! というお話です。子供スイッチを押せば、人生が楽しくなるだけではなく、より成熟した大人にもなれます。

 

子供スイッチとは?

『1日外出録ハンチョウ』にある「少年スイッチ」

 実は子供スイッチという概念には、元ネタの漫画があります。『1日外出録ハンチョウ』を、ご存知でしょうか? 『賭博黙示録カイジ』のスピンオフで、敵キャラ?として登場した大槻を主人公にした、めちゃくちゃ面白い作品です。元のカイジの方は、実写映画化もされています。

 大槻は帝愛という組織に借金をして、地下で強制労働をさせられています。しかし地下で頭角を現し、労働者を管理する班長に出世。地下世界で狡賢く稼いでは、一日外出券で羽を伸ばしています。その外出時のエピソードを描いたのが、『1日外出録ハンチョウ』です。

 大槻とその側近たちで、海に出掛けた時のことです。側近たちはズボンを上げて、足だけ入っているのに対して、大槻は服も脱がずに全身でダイブ。思いっきり、海を満喫します。その姿に呆れて笑う側近たちに言った言葉が、これです。

「なってない二人とも、欲望の解放のさせ方が下手! せっかく海に来たんだ。入れんでどうする? 少年スイッチ!」

「常々思うが、逆なんだ、みんな。大人になるべき社会では、子供じみたワガママを言い、遊ぶべきところで、変に大人ぶる! 現に二人とも、さっきから服が濡れるという小さなことを気にして、浅瀬でビチャビチャしとるだけ!」

 如何でしょうか? 心に響く、含蓄ある言葉だと思いませんか?

大人と子供とで、何が違うのか?

 そもそも、大人と子供とで、何が違うのでしょうか? 価値観、考え方、振る舞い、などが考えられますが、一言で表現するなら分別です。

 分別とは、物事の道理をわきまえる事です。学びや経験によって知識を蓄え、優先順位を整理すれば価値観となります。その価値観に、認識・理解の仕方、どう行動すべきかの方針などが合わさったものが、考え方です。社会性、他人との関わり方などを考慮して、振る舞いが定められます。

 こうした一つ一つの要素の土台になるのが、分別だという訳です。ですから分別のない人は、ワガママ、身勝手、感情的、独善的、空気を読めない、マナーが悪い、といった姿になります。そのまま、子供の嫌な部分の特徴ではないでしょうか。

大人であり続けると、内心の子供が抑圧される

 内心の子供は、遊びたいし、楽しみたい。けれども大人としての分別が、それを許してくれない。……という状況が続けば、当然、内心の子供は抑圧されます。

 勿論、大人になったからといって、遊びや楽しみを放棄はしません。ただ優先順位として、大人としての分別を上にしているのです。

 優先順位で、楽しむ事が下になるなら、人生全体が面白くなくなって当然です。

 

 

 

 

子供スイッチの入れ方

 それでは、子供スイッチは、どのように入れれば良いのでしょうか? また子供スイッチを入れると、人生にどのような影響が及ぶのでしょうか?

他人の目を気にせず、自分を解放する

 大人と子供との違いは、分別のあるなしです。ですから子供スイッチを入れたなら、大人分別がオフになる理屈です。

 但し、あらゆる大人分別をオフにしてはいけません。価値観、考え方でそれをすれば、単なるお馬鹿さんです。その場では楽しさを享受できても、人生全体で大きなマイナスにもなりかねません。

 この場合、オフにするのは振る舞いです。服を着たまま、海に飛び込んだ大槻を思い出してください。自分の服がビショビショになるだけで、誰にも迷惑をかけていません。居合わせた周囲の人達に、「あーあ、良い大人が子供みたいに……」と思われるかもしれませんが、それだけの事です。

 幸い、普通に大人としての分別を身に付けた人物であれば、やってはいけないラインは心得ています。倫理・道徳的に、マナー的に許容される範囲で、大人としての振る舞いを解除できるのです。

 子供スイッチを押したなら、他人から「子供みたい」、「馬鹿みたい」と思われるのは、気にしてはいけません。自分を解放して、思いっきり楽しむ方を優先させてください。

子供スイッチを入れるから、大人スイッチも入る

 子供スイッチを入れて存分に楽しんだなら、実は嬉しい副産物もあります。分別ある大人としての通常モードで、より優れた大人になれるのです。

 子供モードで、精神的に解放されたい、思いっきり楽しみたい、とする欲求が満たされているので、大人であるべき場面で、しっかりと大人でいられます。家庭や仕事で、嫌な子供の顔を見せずに済みます。

 要は、メリハリです。子供スイッチを入れる機会があるから、大人スイッチもちゃんと入る。分別をつけるべき場面で、愚かな選択や失敗をしなくなります。

 

 

 

まとめ

 大人になって分別を身に付けると、遊びや楽しみを優先させられなくなる。分別には、価値観、考え方、振る舞いなどがある。

 子供スイッチは、この中で振る舞いを解放する。倫理・道徳的にも、マナー的にも許容される範囲で、振る舞いの分別を外す。すると大人として守るべき分別を保ちながら、思いっきり遊べて、楽しめる。

 その行為は、精神的に解放されたい、思いっきり楽しみたい、とする欲求を満たす。大人スイッチもちゃんと入るようになり、つけるべき分別をつけながら、楽しい人生を送れる。

 

 

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