「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。依存心の強く、自分では何も頑張らない人がいます。面倒くさいのか、自信がないのか、とにかく他人任せで自分で動こうとしない。それ以前に、考えようともしない。
それでは、成長できません。今回は主体的に生きる重要性をお伝えします。
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自分で決めない楽な生き方は、人をなまくらにする
他人に任せると、思考と決断のプロセスが欠落する
思考 → 決断 → 行動 → 結果の把握と検証 → 思考 → 決断 → ……
人が生きて行うことは、このプロセスの連続です。子供時代、学生時代の準備段階でもそうですが、社会に出て何者かになろうと考えたなら、意識してこのプロセスで高みを模索していく必要性があります。
思考がなければ、決断ができません。決断をしなければ、行動できません。行動がなければ、結果は出ないのです。結果が出なければ、思考と決断の正否を判定できません。
他人の言うことに盲目的に従うなら、この内の思考と決断を放棄しています。ただ結果は出るので、かろうじて検証はできます。しかし自分で思考したプロセスがありませんから、その質と精度の高は知れています。せいぜい、「Aさんの言う通りにしたら失敗したから、次は止めよう」程度のものです。
また他人に行動までも任せてしまうなら、結果の把握への質はさらに落ちます。検証も連れて、より低レベルになるでしょう。
これでは、成長のしようがありません。
永遠に自信がつかない
そもそも他人の決断に身を委ねるのは、自分の思考に自信がないからに他なりません。最初から上手くいかなくて当たり前なのですから、そこは失敗をして経験を積むべきなのです。
その失敗という結果を検証して、思考して、成功するまで「検証」→「思考」→「決断」→「行動」を繰り返す。この先にしか、自信はありません。
しかし世の中には、自分の真価を知りたくない人もいます。真価を知らなければ、無能が確定しない。無能が確定しなければ、自分はやれば出来る人間だと妄想していられる。だから行動して、現実を知りたくないという訳です。
他人に任せておけば、失敗しても自分のせいではありません。安全圏から、生意気な口も利けます。本物の自信は育っていないけれど、自尊心は保ちたい。こうした歪な精神構造に陥れば、人間性に問題を抱えるのは明らかです。
自信をつけるには、リアルな自分自身を受け入れる覚悟が必要です。
省エネで楽な生き方
自分が決断をしないのですから、100%の責任を、自分に感じてはいません。失敗しても、それは他人のせいです。
責任がないのですから、真剣さもありません。つまり他人任せにする人生は、精神的にも負荷が少なく、省エネで楽な生き方です。
このような生き方で、鍛えられるはずもありません。
決断に迷いを残す
他人の決定に従っても、そこに自分の100%の決意はありません。どこか、確信がないままに流されています。曖昧さや迷いがあるのですから、行動にエネルギーを集中できる訳がありません。
仮にその他人の決断が間違っていなかったとしても、行動する人のエネルギー不足から、結果が悪くなるケースも多いのです。
自己決定の重要性と、適切な他人の頼り方
成長するためには、プロセスの全てを自分で行う
思考 → 決断 → 行動 → 結果の把握と評価
このプロセスを全て、自分で行ってください。何度でも繰り返していく内に、より良い結果が出るようになります。
最初から、完璧に出来なくて当たり前です。誰でも初心者からスタートします。繰り返していく内に、レベルを上げていくように意識してください。
成長して何者かになっている人間は、どの分野であっても、これを繰り返した結果の姿です。
では他人に頼ってはいけないの?
他人に頼っては、いけないのか? という疑問が、この辺りで出てきそうです。勿論、他人に頼っても構わない、頼るべき場面もあります。
自分が他の何かをしていて手が回らない時に、他人に頼るのは問題ありません。自分は他の思考、決断、行動…… を行っているのですから。
逆に、全てを自分で何とかするのも非現実的です。頼るべきは頼って、自分の負担を減らしながら、総合的に結果を大きくしようとするのは当たり前です。民事裁判を起こす時に、自分が弁護士並の知識を身に付け、弁護士なしで挑むのは無謀です。家族が病気になってから医学部を受験するのは、単なる馬鹿です。
良くないのは、自分は何も考えず、行動せず、結果の検証を積み重ねていかない人生です。必要とあらば他人を頼ることもあるけれど、自分もまた誰かに頼られる存在であろうと切磋琢磨する。これが正しい、人生の送り方です。
まとめ
思考、決断、行動、結果の把握と検証、これを繰り返して改善していった先にだけ、成長があります。
これらを他人に任せると、自分自身は何も成長しません。それは心身ともに楽な生き方かもしれませんが、それでやっていける幸運な状況が続く保証はありません。
自分で決定して動く習慣をつけて、成長の軌道に乗りましょう。他人に任せる、頼るのも重要ではありますが、自分自身もまた、誰かに頼られる存在であろうとしましょう。
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