「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。今回は、気分が上がらない原因と対処法をお伝えします。
特に思い当たる原因はないのに、なぜか気分が上がらない。これといった対処もなく時間だけが過ぎ去っていく日々、抜け出してスッキリとしたいですよね? 自分に当てはまると思う原因と対処法を、ぜひ試してみてください!
タップ、クリックできる【目次】
気分が上がらない、主な3つの原因
肉体にエネルギーがない
実は体に原因があったというケースは、意外に多いものです。疲労の蓄積、体力の低下、栄養不足などで肉体にエネルギーが乏しく、気分が停滞します。
年齢を重ねてくると、若さの勢いは衰えていきます。めちゃくちゃな食生活でも、生活リズムが不規則でも、若さがあれば元気でいられます。疲れ果てても、多めに睡眠を取れば全回復します。もう若くないとは理解しているつもりでも、まだこれくらいは大丈夫だと見積もりが甘くなると、想定外に肉体を傷めつけてしまいがちになります。
実は精神が削られている
仕事が忙しい、ストレス状況下にいる、といった時間が長くなると、いつの間にか精神が削られている場合があります。本人は気力で持っているつもりですが、心が意志に付いていかなくなります。
初期段階では、積極的なやる気がなくなり、楽しさが減ります。これが深刻化すると、鬱に至ります。
変化がない、新鮮味がない
仕事でも日常生活でも、そこに変化がなければ、心は次第に反応を薄くします。心が動かない → 気分が上がらない という図式です。要は退屈なのですが、退屈は苦痛の一種です。
また多様な知識と経験を積み重ねていく内に、知らないものが無くなっていきます。人生のほとんどの場面で新鮮味がなく、心の反応も鈍くなります。
それぞれの気分を上げる対処法
なぜか気力が上がらないとは言っても、人によって原因は様々です。放置してはいけない危険な兆候もありますが、それでも傷が浅いうちに対処すれば大丈夫です。
肉体にエネルギーがない
1か月、徹底的に健康生活を送る
食生活、運動、入浴、睡眠の習慣をきちんと整えます。同時にタバコや酒といった明らかに悪い物を絶ってください。細かく書かなくても、おおよそ一般常識の範囲で大丈夫です。特別な健康法という程の話ではありません。
ただ常識から少し外れるかなという部分を、補足しておきます。甘いお菓子をたくさん食べている人は、思い切って減らしてください。肉食中心の人は、肉類を減らして、その分を植物性か魚介類に置き換えます。入浴は38~39度の温度設定で、30分以上を連続して行ってください。その流れで、体が温かいうちに睡眠に入るとより良いです。
早い人で、4,5日で効果が目に見えてきます。1か月も続ければ、ほとんどの人が体調と気分の良さを実感するでしょう。
よくやれる事から少しずつ……と言う人もいますが、それでは効果を実感できません。効いているのかどうか判断できず、すぐに止めてしまいます。やるなら、ちゃんとやります。
続けて何日か休息を取る
週休2日か1日の人が大半ですが、これだと次第に疲れが溜まっていく人も多くなります。すぐに仕事が待っていると解っているので、心が力を抜ききらないのです。
状況が許す人は、連続で5日以上の休息日を取ってみてください。普段は厳しくても、GWや年末年始であれば取れる人も多いでしょう。そこで何も予定を入れず、ただ好きなことをして自由に過ごすのです。寝ているのも、出掛けるのも良しです。大切なのは、義務に縛られない自由な環境です。
すると副交感神経がより強く働いて、肉体疲労を深いところから回復させてくれます。
実は精神が削られている
このまま続けていたら潰されると自覚する
ジワジワと削られていくと、心が危険ゾーンに入っても気付きません。抜け出すこれといった切っ掛けもなく、ズルズルと状況が続いていきます。心が動かなくなってきたら、つまり気分が上がらなくなってきたら、後は時間の問題です。早かれ遅かれ、限界を超えて肉体か精神、どちらかが倒れます。このまま続けていたら、潰されると自覚しましょう。
僕が過去にすごく納得した目安は、これです。
「社会人になったら最低週に一回は定期的に行う趣味が必要。そして、時間的理由にしろ精神的理由にしろ、その趣味の継続が難しくなった時が、その仕事の『辞め時』」
ツイッターで拡散されていたのですが、本質を見事に突いていると思います。週に一度の趣味の時間も取れないようなら、肉体も心も持たない。趣味への意欲がなくなるようなら、もう心が削られている。見事な洞察力だと感心しました。
人間はその気になれば、我を見失い、死ぬまで頑張れてしまいます。辛さを過ぎると、防衛のために感覚が麻痺して状態が解らなくなります。気分が上がらないくらいの段階で、引き返しましょう。
仕事を例に取りましたが、どれでも同じです。家庭の問題、夫婦・恋愛関係、友達付き合い、気分が上がらなくなってきたなら、その延長線上には限界があります。
優先順位を上げて、その状況から抜け出す
自分は危険ゾーンに足を踏み入れていると自覚したら、何が何でもその状況から抜け出しましょう。
ただまだ気分が上がらないレベルですから、余力もあって時間の猶予もあります。いきなり辞める、いきなり姿を消す、といった対応ではなく、自分にとっても関係する他人にとっても良い方法や手続きを採用できます。
職場であれば待遇や部署を変えて、改善するかもしれません。夫婦関係であれば、離婚には至らないところで話し合いができます。ただ他人が絡んでいるので、自分の思い通りになるとは限りません。つい妥協して、現状維持を選択しないようにします。余力の範囲で解決を少し先に延ばすのは良いですが、必ずその状況から抜け出してください。自力で難しいなら、助けを求めましょう。
変化がない、新鮮味がない
生活がルーチン過ぎるなら、ちょっとした変化を
いつも同じ環境で同じ作業、休みの日の過ごし方もいつもと一緒。こんな風にルーチンが過ぎるなら、思い切って何かを変えてみます。通勤ルートを変えて街並みや店を観察してみる、まったく新しいファッションに挑戦してみる、古い友人に連絡を取って会ってみる、など何でも良いです。とにかく普段とは違う変化をつけて、ルーチン以外の何かをしましょう。
心はその変化に反応して、必ず動き出します。
知識と人生経験が豊富になり過ぎてしまったら
もうこうなると、積極的にやりたい事、興味のある事は残っていなくて普通です。残っているとしたら、お金や労力などがあまりに大変なもの、危険すぎるもの、自分には絶対に不可能なもの、くらいです。気軽に簡単にやれることは、もうとっくの昔に手を付けています。
けれども実は、有力で取って置きのヤツがあります。それは、敬遠していたけれど、頑張れば出来るかもしれない事です。
例えば、死ぬまでに本を一冊は出してみたいという願望があったとしますね。普通はどうしたら出せるかよく解らないし、絶対に出さなければならない訳ではないし、願望のまま止めてしまいます。そこを一歩、前に出ます。素人が出版に成功した事例を調べる、ネットで検索して出版プロデューサーに相談する、出版を目指すコミュニティに入る、など、動こうと思えば色々とあるものです。
写真や絵画が趣味で、いつか個展を開きたいと思っているなら、開きます。開くと決めます。開くと決めたら、調べて行動に移します。お金さえかければ、絶対に開けます。あとは知人を誘って観に来てもらえれば、何とか形になります。何回もやっていると付き合いの人は来なくなりますが、初回であれば多くの人が来てくれます。実力が認められれば、大きく有名になるという夢もあります。
タレントになってみたいなら、養成所や事務所を探します。ちょっとした役のオーディションは多くあるので、積極的に参加します。これは製作者側が求める個性とマッチすれば決まりますので、絶対に無理という話ではありません。ゴールデンタイムのドラマでメインキャストになるのは非現実的ですが、これは多くの人にとって手の届く範囲です。
如何でしょうか、あなたは何か、思い当たりますか? これはもう、やるだけです。上手くいかなくても、その過程で気分は上がります。結果よりも、チャレンジすることの方に価値があります。
まとめ
気分が上がらないとは言っても、原因は様々、人それぞれです。単なる退屈もあれば、限界を超えて壊れてしまう危険信号もあります。思い当たるものを、ぜひ今日から実行してください。
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