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能力上、性格上の欠点を、僕はどの段階で見切って諦めたのか。

投稿日:2019年5月28日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。最後まで諦めるな! という言葉が有益なのは、そこに可能性がある場合だけです。駄目なことは、どこかで見切りを付けて、諦めなければなりません。

 そうでないと、時間と労力をただ浪費してしまいます。同時に、可能性がある他のものにチャレンジをする機会損失にもなります。

 このテーマを総括して話すのは、ケースが分岐し過ぎて難しい部分がありました。僕個人の体験から、参考として受け取ってもらう形でお伝えします。

 

僕が欠点と認定して、諦めてきた時系列

小1で、プロスポーツ選手を諦める

 もしも僕にプロスポーツ選手として活躍できる才能があったなら、確実にその道に進んでいたでしょう。

 これは僕が勝手に思い込んでいるだけかもしれませんが、大多数の男の子は華々しいプロスポーツ選手を夢見ます。しかしその内のほとんどは、どこかで振るいにかけられ、挫折をします。

 ある者は、ドラフトにかからずにプロの道を断念。ある者は、高校の部活でレギュラーを取れずに……、ある者はリトルリーグの入団テストに落とされて……。

 僕の場合は、小学校1年生の体育の時間でした。全力で走っているのに、足の速い他の子にもの凄い勢いで引き離され、その遠ざかる背中を見て察しました。

小学校低学年で絵を諦める

 僕の絵の才能は、おそらく平均かそれ以下だったでしょう。図工の時間に絵を描くのですが、上手な人との差は歴然でした。

 この時に初めて、絵に限らず、人間には努力では埋めようのない才能の違いがあると悟ります。

 特に絵描きにも、漫画家にもなりたいわけではありませんでしたが、自動的に目指すべき将来から外されました。

小学校中学年で、手先の器用さを求められるものを諦める

 絵だけでなく、どうやら手先の器用さそのものがかなり劣っていると気付きます。手先の器用さが求められるもの全般が、ここで将来の選択肢から外れました。

小学校高学年で高学歴エリートコースを諦める

 僕は勉強全般としては、やれば出来る側でした。しかし学年やクラスでトップかと言うと、それ程ではありません。

 せいぜい中の上か、上の下といったところです。ただ国語だけは、漢字を抜かせば、勉強しなくてもトップでした。

 しかし国語力だけで高学歴からの人生設計は無理なので、一流ブランド大学に入ってからのエリートコースは選択肢から外されました。

中高生で、手際よくテキパキと動くのを諦める

 はっきり言って、僕はどんくさいです。何をするのも鈍くて手際が悪く、いわゆる使えない人間です。

 大勢で何かの作業を行い、人が作業量に対して多い状況では、必ず仕事にあり付けずに余ります。他の人たちが、僕よりも早く判断して動くためです。

 もしも僕が事務職に就いていたとしたら、「使えないけれど、だからと言ってクビにするほど無能でもない」あたりで落ち着いているでしょう。

 そういう自分がダメなポジションには身を置きませんが、僕の使えない様子は、子供の学校の運動会の準備と片付けなどで観察できます。

 

 

 

 

大学生で、ハードワークを伴う仕事を諦める

 大学生になって、演劇部に入りました。公演前になると、準備でハードな日々が続きます。一定の疲労を超えると、全身に寒気が走ってダルくなり、震えが止まらないという症状が出ました。

 そこで僕は、自分はやや体力のない人間だと察します。残業で毎日が遅くなる、日勤と夜勤のシフトがある、といった体力を求められる仕事は、自分には務まらないと悟ります。

大学生で、外見の良さを前提にしたものを諦める

 僕は中学生までは、外見でわりとモテていました。小学生の頃などは、寄ってくる中から選べば良いから、将来の結婚は楽だななどと、舐めた考えをしていました。

 しかし成長してバランスが変わったからか、内面が外見に反映されたからかは解りませんが、高校生になってから、まったくモテません。自分を好きだという人が現れず、おかしいな~と思っていました。

 大学生になり、ようやく「自分はイケていない側の人間だ」という事実を知りました。ここで外見の良さを前提にしたものに、可能性はなくなりました。

大学生で、小説家を諦める

 実は中学生の頃から、小説家になろうと真剣に考えていました。大学に入るのも、小説家になるべく精進できる4年間という考えが強かった程です。

 しかし時代は急速に、小説離れをしていきます。加えて、自分のある限界も感じていました。僕は小学生の頃から、かなり達観して生きてきました。ですから普通の人の、繊細な心理を描き切れません。

 何とかプロとしてやっていくイメージはあったものの、大きく成功できる感覚がありません。業界に逆風が吹く中、それを突破できるセルフイメージが持てずに断念しました。

社会人になって、人脈を広げることを諦める

 仕事で成功するには、よく人脈を広げることだと言います。そう思って、異業種交流会やパーティーに出てみたのですが、他人との距離が縮まりません。

 内向的な人間ですから、コミュニケーションを取って迅速に関係性を深めるのは苦手なのだと判明しました。

 ここで人脈を広げるのを諦め、ひたすら自分自身の価値を上げることを決意します。

 

 

 

まとめ

 如何でしょうか。なんと欠点だらけの人間なのかと、改めて整理をしたら、自分で驚きました。

 一般社会から見れば、僕はかなり成功している側に思われています。しかし現在の自分は、多くの諦めて捨てたものの残りで構成されています。

 小学生の頃、国語だけは勉強しなくてもトップだったと書きましたが、そういった得意分野だけに特化しています。

 向かないものは、さっさと見切りを付けて捨ててしまわないと、リターンの期待できない労力と時間を費やす羽目になります。

 

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