「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。ロリコンになる原因は、実は男性の性の仕組みにあります。そこを解明できれば、ロリコン趣味とどう向き合えば良いのかも見えてきます。
今回はロリコンになる原因と、対処方法、治し方の方向性をお伝えします。
ロリコンはなぜ、ロリコンなのか?
ロリコンの対象年齢は?
ロリコンとはロリータコンプレックスの略で、少女との恋愛を描いた小説「ロリータ」に由来しています。コンプレックスとは、倒錯した強い感情くらいのニュアンスです。
小説「ロリータ」では、対象少女は14才でした。ですからローティーンからミドルティーンあたりを対象にしたものをロリコンとし、幼女を対象にしたものはアリスコンプレックスと分ける見方もあります。
ただ一般的にはまとめてロリコンなので、ここではそのように言葉を使います。
強大さと繊細さを併せ持つ、男の性欲
一般に、男の性欲は強いです。子作りの目的から離れての性交渉、特定のパートナー以外の女性との性交渉、性サービスの購入、アダルトビデオ・本の閲覧などの状況を見れば、それが如何にコントロールし難いものであるか理解できます。それ程までに、男の性欲は強いのです。
また他の動物のような発情期もありません。生殖能力の低さゆえか、常に発情できる状況にあります。だからこそ、その発情レベルは全体的に抑制されています。何かの刺激を受けたり、あるいは発情が許されるシチュエーションになったりした時に、それは解放されます。普通の人は体験する機会はなかなかありませんが、戦場など、命の危険に晒された時にも性欲が強くなるという証言があります。
ただその一方で、男の性欲は繊細さを持ち合わせます。例えば、こんな場面を想像してみてください。いざ事に及ぼうとするタイミングであっても、相手の女性に鼻をほじりながら白目を剥いてアホ面をされたら、多くの男性はその気を失ってしまいます。一般に、男性は女性に幻想を描いていると言われています。その綺麗、清潔、かわいいといった幻想を打ち砕かれ、幻滅してしまうと、性へのモチベーションは落ちるものなのです。
あるいは性的に魅力のある年齢であっても、外見が好みから遠く離れていれば、多くの男性はその気を起こしません。
性欲が強い割には、それが発動する条件は、意外に厳しい面もあると解ります。男性の性欲は、強さと繊細さを持ち合わせているのです。
理性を失うと、性欲は解放される
かなり酒が入った状態で性交し、翌朝、相手の女性を見て愕然とする。「うわ、やってしまった……」と後悔する。こんな事例を、おそらく数回は聞いた経験があるでしょう。あなたもその当事者の一人かもしれません。
酔いのない通常の状態であれば欲情しなかった相手にも、お酒が入るとその気になってしてしまった。こんなケースが、何故、起こり得るのでしょうか?
理性を失っていたと言えば、話は簡単です。問題は、理性を失ったからと言って、何故してしまったのか? です。酒を飲んで理性を失って、普段、言いたくても言えなかったことをぶちまけてしまった。これなら解り易いです。欲求はあったけれど、抑制されていたわけですから、理性がゆるんだ隙をついて爆発したわけです。
ところが今、考えている事例は違います。逆に、普段であれば絶対に相手にしない女性です。誘われても、まず絶対に断る対象です。欲求もないのに、何故、してしまったのでしょうか?
可能性は2つです。欲求が誕生したか、あるいは隠されていたかです。……正解は後者です。
男の性欲は、殆ど全ての人が想像している以上に、爆発的な強さがあります。それが理性を離れて解き放たれれば、普段は絶対に相手にしない好みではない女性であっても、余裕でストライクゾーンに入ってきます。
刑務所など特別な空間で、男性としか触れ合えない状況があれば、その男性の中で女性性が強い人を相手に欲情する個人が現れます。状況次第では、ヤギや魚のエイでさえも、性の対象になり得ます。
強い性欲は向けられる対象に恵まれないと、男性にも向けられ、時には人間以外の生き物をも標的にし得ます。壺にだって、曲線と穴に欲情できます。
それを考慮すれば、人間の女性なのですから、年齢が若すぎるくらいは大した障害ではありません。衝撃的ですが、男性の殆ど全てが、幼女~少女を性の対象にしています。それが発揮されないのは、理性で性欲全体が抑制されているからです。
蓋をされると、空いた所に性欲が集中する
一般的にロリコン男性は、大人の女性への引け目があると言われています。全てのケースでそうとは限りませんが、確かによく見るパターンです。
男の性欲は、幻滅すると性欲が減退する繊細なものだとお話をしました。幻滅の他に、恐怖もその大きな要因となります。怖れて委縮すると、その対象に性欲を向けられなくなります。
もしも「自分のような人間は、大人の女性からは馬鹿にされて相手にされない」という意識があったとすると、大人の女性という属性が恐怖の対象になり得ます。すると、大人の女性が性の対象から外れます。
しかし男性の性欲は、エネルギー量としては凄まじい強さがあります。何かに蓋をされると、空いた所に性欲が集中します。幼女と少女が怖くないなら、そこだけが性の対象になるのは自然の成り行きです。
フェチの一種としてのロリコン
けれどもこの理屈では、大人も少女も好きだという男性を説明できません。これは一般に見られるフェチズムから、解明できます。
男性は女性の肉体以外にも、様々なものを性欲の対象にできます。下着姿の女性に興奮するのは自然ですが、下着泥棒は単なる布に過ぎないものに興奮し、法を破ってまで手に入れようとします。ハイヒールが好き、ナースの制服が好き、といったように、男性の性は何かしらのフェチズムに流れやすいです。
下着や制服、ハイヒールなどに興奮する男性は、どのようにしてフェチズムに目覚めたのでしょうか? 最初の出合いは、女性の肉体とセットです。例えば、赤いハイヒールを履いた女性の姿を見て、とてもセクシーだ! と性的感性のツボに入ったとします。性的な強い刺激は、一瞬にして理性を吹っ飛ばします。ハイヒールと性欲が結びついて、以降はハイヒールだけでも興奮するようになります。こんな出来事が、女性のあらゆる衣装や身に付けるもので起こり得ます。
ロリコン男性がロリコンになった経緯を見ると、誰かで目覚めたという証言を聞きます。何かの切っ掛けで特定の少女に性的魅力を感じてしまうと、それまで関心が薄かった他の少女にまで目覚めてしまうケースです。少女というカテゴリー、あるいは少女特有の外見的な特徴が、スイッチになります。これはフェチズムが生まれるのと、同じ原理です。
また少女は人間の肉体をしているので、下着やハイヒールなどよりも、それ自体に性的な刺激をする要素が強くあります。
ロリコンは治るもの?
男の性の仕組みから、ロリコンになる原因が解りました。それではロリコンは、どうすれば治るのでしょうか? そもそも治るものなのでしょうか?
ロリコンが治ったという証言から
小学生を相手にした塾の講師をやって、ロリコンが治ったという証言があります。これは非常に、興味深いものです。
彼がロリコンに寄ったのは、性的な魅力を強く演出した商品が切っ掛けでした。中身までは解りませんが、おそらくはジュニアアイドルか萌え系アニメあたりでしょう。
しかし現実の小学生と接してみたら、イメージとのギャップが激しかったそうです。そうです、ここで彼には「幻滅」が起こったのです。幻滅した結果、小学生女子への性欲が減退したという訳です。
ロリコンを治すには?
強引にロリコンから抜け出そうと思うなら、幻滅する心理を利用します。嫌悪して幻滅するようなイメージを心に送り続ければ、男性の性欲の繊細さが少女へのフェチズムを減退させてくれます。
しかしこれを行うには、特殊な体験なり仕掛けなりが必要です。あまり現実的ではないかもしれません。
ただ大人の女性にも性的魅力を感じるのであれば、ロリコン部分はとりあえず置いておけます。何もしなければ、社会的にはまったく問題ありません。
一方、大人の女性が怖いタイプは、少女にしか性欲を向けられません。妄想や創作物で何とかなっている分には良いですが、現実の人間に行動を起こせば被害者が出ます。
この場合には、大人の女性への恐怖心を克服するのが本道です。頑張って自信をつけたり、大人の女性とコミュニケーションを取ったりして、見方を変えていきましょう。最近では、レンタル彼女というサービスもあります。疑似体験ではありますが、仕事なので決して相手を馬鹿にしないでしょう。疑似体験と解っていても、心は必ず反応します。
大人の女性への恐怖心が薄らげば、性欲も解放されます。相対的に少女への関心が薄まり、抑えてコントロールしやすくなります。
まとめ
ロリコンになるには、理性で抑制されず、性欲が少女に解放されている。少女が持つ特徴の何かに、フェチズムを持った。という男性の性の構造に原因があります。
ロリコンだからといって、イコールで危険人物ではありません。大人の女性を好きな普通の男性の全てが、危険な性犯罪者でないのと同じです。そこに被害者を出しても自分の欲求を満たしたいという身勝手さが組み合わさった時に、初めて人間は危険になります。
どのような性的欲求も、社会的な理性とセットでなければ悲劇を生みます。
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