「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。心は、多種多様な刺激によって動かされます。幸せか不幸かも、刺激によって作られます。
人間には、意図的に心をコントロールしようとするタイプと、受け身に任せるタイプとがいます。幸せになりやすいのは、果たして、どちらでしょうか? またそれぞれのタイプは、より幸福であるために、どうすれば良いのでしょうか?
タップ、クリックできる【目次】
心をコントロールする人、しない人
心は、刺激によって変化する
心の状態、気持ち、気分は、刺激によって変化するものです。刺激の種類も多種多様で、映像や音などの五感によって検知されるもの、判断や理解によって成立するもの、肉体の姿勢や動き、想像したもの、満たされた(満たされない)欲求、などがあります。刺激とは別に、栄養素やホルモンなどの要素もありますが、そこは考えないでおきます。
快晴の空、曇天の空、夕焼け、とでは、見た時の気分がまったく違うはずです。判断や理解によって成立というのは、その出来事や話が、自分にとってポジティブなのかネガティブなのか、エキサイティングなのか退屈なのか、といった評価の先にある変化です。
人は気分に合わせて、肉体を動かします。落ち込んでいたなら、うつむいてトボトボと歩く。やる気に溢れていたなら、前を向いて大股でキビキビと歩く。といった形ですが、これは順序を入れ替えても成立します。背をピンと伸ばせば、シャキッとした気分になるように、姿勢や動きから心を変化させられます。想像は、目の前にある現実ではありません。しかし心にとって、その区別は曖昧です。宝くじを買って、高額当選を想像しただけで、気分が上がりますよね?
欲求と一言で表現しても、その内容は様々です。食欲、性欲、睡眠の三大欲求がまずあり、遊びたい、他人から称賛されたい、チャレンジしたい、といったものも、そうです。満たされた欲求は満足感を生み出し、満たされないものは欲求不満のストレスになります。
このように心は、多種多様な刺激を受けて、目まぐるしく変化し続けています。
自らの意志で調整するのか、受け身でいるのか
心の在り方について、2つの方向性があります。
・刺激を調整して、心をコントロールする
・刺激をそのまま感じて、心を受け身にする
心に与える刺激には、かなりコントロール可能な部分があります。天候はどうにもならなくても、部屋の内装、写真、映像は選択できます。音楽も、好きな物を選んで聴けます。判断や理解も、ポジティブに受け取るのか、ネガティブに受け取るのか、選択できる余地があります。
こうした取り組みを、意識的に心のために行っている人もいれば、刺激に対して無防備に左右される人もいます。
どちらが幸せ、というのは一概には言えません。自分をコントロールしようとする人は、傾向として良い状態で安定はします。しかし冷静であろうとする意識が、嬉しい、楽しい、を抑制してしまう側面もあります。受け身で無防備な人は、冷静であろうともしません。翻弄されて、落ち込んだり、気分を害したり、といった機会は多くなりますが、プラスの感情もまた大きくなります。
それぞれのタイプでの、幸福感の上げ方
心をコントロールして、幸せが薄い人
上手に自分の心をコントロールして、安定して良い状態を保てているなら、問題はありません。さらに感受性を解放して、より強い喜びを得られる余地はあるでしょうが、それはまた別のチャレンジです。
中には、心をコントロールして、わざわざ幸福を減らし、不幸に足を踏み入れる人もいます。判断、考え方でマイナスに捉え、あるいはマイナスなものばかりに焦点を合わせ、心に悪い刺激を与え続けてしまいます。
このような傾向のある方は、意識的に考え方には無関係な刺激を多く取り入れるようにします。景色と空気の良い爽やかな空間で、大手を振って散歩でもしてみてください。ほぼ確実に、心は前向きに反応するはずです。
また、考え方の整理を習慣にしてください。まずは、マイナスからです。今、抱えているマイナスの事柄を、考え付くまま書き出します。10個、出てきたなら、プラスの事柄は倍の20個、出してください。焦点さえ当てれば、そのプラスの事柄は、必ず気分に反映されます。
心を受け身にして、幸せが薄い人
楽観的な人であれば、自然と心に与える刺激はプラスのものが多くなります。あまり考えず、そのまま自然体でいれば十分です。
しかし悲観的な人がこれをしてしまうと、無防備に不幸に絡め取られます。幸せも不幸も、ある程度は自分でコントロールできると知ってください。
このようなタイプの人には、ある共通性があります。かなり高い位置に、良かった、成功、幸せ、と評価できる合格ラインが敷かれています。ポジティブ要素、ネガティブ要素とあった場合に、ネガティブ側が大きく見えてしまうのが、悲観的な人間です。よほどポジティブが優勢でないと、安心できません。
ポジティブな部分に目を向けようとしても、だからと言って合格ラインに届くわけではありません。この場合には、合格ラインそのものを下げます。明石家さんまの有名な名言に、「生きてるだけで、まる儲け」があります。とりあえず、生存していれば合格というなら、その上での人生はボーナスステージです。0点でも合格、30点だったらお得な合格、60点だったら超ラッキーな合格、という風に、捉え方をシフトしてみてください。
視野を広げるという方向性では同じですが、心をコントロールした上で不幸な人と、受け身で不幸になっている人とでは、微妙にメンタリティが違うのです。
まとめ
心の状態は、刺激によって動かされます。その刺激を意図的に操れば、心の状態、幸か不幸かも、ある程度はコントロール可能です。
コントロールが下手な人、悲観的な受け身の人は、幸が薄くなります。コントロールしてなお失敗する人は、考え方や捉え方を修正します。感覚的で悲観的な人は、そこにマイナス要素があるだけで不安に耐えられません。合格ラインそのものを、下げるようにします。
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