「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。内向的性格って、とかく悪く思われがちですよね。子供の頃から、人間のあるべき姿として称賛されるのは外向的な性格に偏ります。しかし内向的な人には、素晴らしい長所や才能があります。
今回は、内向的な人が優れている理由、長所を活かして突破する方向性をお伝えします。よろしくお願いします。
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内向的な性格は、なぜ良く評価されないのか?
外向的な性格が称賛される社会
保育園、幼稚園、小学生の頃から、とかく外向的な性格が強く推奨されます。友達をたくさん作って元気に遊んで、自ら進んでコミュニケーションをとって、自分の考えや思っていることをきちんと伝えられて(ただし、模範解答に限る)、といった外側に活発な姿です。
社会に出ても、外向的な性格の方が人間関係を上手く整えられて、高く評価されやすい傾向にあります。
内向的だからといって、積極的に人格否定まではされません。しかし時折、治せるなら治した方が良いものとして扱われています。外向的な性格の人に、内向的になれという意見は見当たりません。しかし内向的な性格の人には、しばしば外向的になれという圧力がかかります。
辞書で「内向的」と引くと、このようにあります。
[形動]興味や関心が自分の内部にばかり向かうさま。
それでは「外向的」はどうかと引けば、こうあります。
[形動]興味や関心が外部の物事に向かうさま。
関心が内か外かの違いですが、内向的には「内部にばかり向かう」とあり、外向的には「外部の物事に向かう」と、「ばかり」がありません。内向的なのは悪いことだという意識が、この表現の違いから読み取れます。
もっともこれはデジタル大辞泉に限った話で、他の全ての辞書が同様ではありません。内向的がネガティブとされている具体例の一つとして、受け取ってください。
無理に外向的に振る舞えば、エネルギーを消耗する
内向的な人は、関心が自分の内側にあります。それが平常運転であり、自然な楽な姿です。意識して外向的になろうとすれば、程度の問題はありますが、なれなくはありません。
しかしその姿は、無理をした不自然なものです。元から外向的な人は何でもないでしょうが、内向的な人は激しくエネルギーを消耗します。
子供の頃から内向的な人は、そのままの姿で何とはなしに否定されているか、無理して外向的に振る舞ってエネルギーを消耗させるかの二択を迫られます。
内向的な人が評価されない、至極、単純な理由
外向的、内向的、それぞれに利点があるのは当然です。しかし両者には、決定的な違いがあります。
外向的な性格の利点は、外から簡単に見つけられます。たくさんの友達を作って楽しく遊んでいる様子は、そのまま外向的な性格による成功です。一方の内向的な性格では、外からは見えません。思考によって重大な成長をしても、なかなか知る術はありません。内向的な人は内向的なので、それを積極的に外側に向けて発信しません。
このような違いから、外向的な人はそのパーソナリティでどんどん結果を出しているように見え、内向的な人は成果なしに見えてしまいます。
内向的な人の生き方
内向的な人の3大長所
思考力が高い
物を深く考えて積み重ねるのは、内向的な人の真骨頂です。思考に関しては、子供の頃から自主的に英才教育を施しているのと同じです。
集中力が高い
一度、集中モードに入れば、高いレベルでそれを維持できます。一人でコツコツとした作業をやり遂げる、こだわり抜いてクオリティを上げる、などに向いています。
幸せや満足を他人に依存しない
内向的な人は、幸せや満足で他人を頼りません。内なる世界で、それらを見い出します。
他人は完全にはコントロールできないので、ある意味では不安定な存在です。他人との繋がり、コミュニティの状況が一変し、不都合なものになり得ます。しかし内なる世界は、常に自分次第です。
幸福度や満足度が同じであれば、内向的な人には、加えて安心感があります。
自分に適したライフスタイルを取る
内向的な人は、無理に外向的な人に合わせる必要性はありません。
仕事では、思考力や集中力の高さを活かしたものを選択します。外向的要素を強く求められるものも、頑張ればそれなりには出来るでしょう。しかし元から外向的な性格の人は、他の能力が同じであれば、楽々とそれ以上の成果を出します。自分が輝けるのは、自分の得意分野だけです。
人生全体の幸福や満足度で、外向的な人たちの基準を採用してはいけません。自分が好む一人の時間、少人数でのコミュニケーションを選択してください。何でしたら、友達は0人でも、まったく問題ありません。
ただ内向的な人は、外向的な人に憧れもします。多くの人に囲まれて華やかで、人望があったり、目上の人にかわいがられたり、ちょっとズルくも思えてきます。
しかし内向的な人に、それは叶いません。その分、内向的な人は思考力と集中力を発揮して質を上げて、自分なりの幸福と満足を確立する方がはるかに得策です。内向的だからと言って、劣っている訳ではないのです。
まとめ
外向的な人が称賛される社会では、内向的な人は自己評価を低くしがちです。
むしろ自分の道を究めるのに適したパーソナリティですから、自信をもって自分の道を進めば良いのです。
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