「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。男性の本質は、自分勝手です。女性の本質は、ワガママです。互いにその遠慮がなくなった時、男女の精神的な対立が開始されます。
男性性と女性性の知識から、男女の争いの本質をご説明します。
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男女の対立は、「自分勝手 VS ワガママ」。その落しどころは?
男性性と女性性
人は誰しも、自分の性別とは異なる側の性を持っています。男性であれば、一般的には男性性の方を強く持っていますが、女性性も内包しています。女性でも、その事情は同じです。
男性性のキーワード
・思考
・決断
・攻撃性
・分析
・行動
女性性のキーワード
・感情
・直観
・感性
・柔らかい優しさ
・受容
こうした傾向に、大きな異論はないかと思います。一般的に、男らしさ、女らしさ、と言われている傾向でもありますよね。
メンタリティとしての性は、選択できる
僕は男性ですが、女性性を強く持っています。特に性同一性障害というレベルではなく、感覚的にも自分は男性ですが、女性性は強めだなと感じます。小学生の頃、一人称で俺を使っていましたが、どうにもしっくり来ません。いや、これは僕だなと思い、以来はずっと僕で通しています。
たまに普通に何の違和感もなく、語尾に「かしら」を付けてしまいますし、何だか全体的にナヨナヨしている部分があります。家庭では、「じゃあ、お買い物、行ってくるねー」みたいな感じで、ちょっと女性性が強く素で過ごしています。
ただこの男性性と女性性は、わりと自由に選択できるものです。外に出てこんな感じだと不気味に思われるのが目に見えているので、外向けでは僕の顔は少し男性性にバランスが寄ります。
何かを考える時は、男性性に完全に振られます。思考、分析、決断などが、男性性にあるためです。特に何も考えなくて良い日常では、柔らかい優しさが前面に出ています。
このように、男性性と女性性は、必要に応じて選択できます。また選択する意志はなくても、状況次第で自然と切り替わります。
男性の本質は、自分勝手
男性性にある思考は、論理性とも言い換えられます。論理性とは、複数の要素が合わさって整合性の取れている状態を指します。そこに矛盾があると、論理的ではなくなります。
男は思考によって、何らかの基準を持っています。この基準こそが、男性にとっての神です。基準に従うことに、正義があります。
俺の基準は絶対だ。これが、男性の心情的な本心です。行き付けば、自分勝手です。
逸脱した男性は、論理を捻じ曲げる
ドラえもんに出てくる、ジャイアンを思い浮かべてみてください。有名なジャイアンの台詞に、「お前のものは、俺のもの。俺のものは、俺のもの」があります。
要は、欲しいから寄越せ! というだけの話なのですが、それをルールとして基準にしています。
歪んでいようと、論理は論理です。その内部では、ある程度の整合性が取れています。
女性の本質は、ワガママ
女性性にある感情は、感情を満たすことを目的にします。論理的な整合性はあまり関係なく、感情が優先されます。この姿はつまり、ワガママです。
逸脱した女性は、ワガママを統制しない
様々な感情の中には、満たされたら有害なものもあります。例えば、嫉妬、嫌い、といった感情がそのまま満たされようとしたら、大変な事態を引き起こしますよね。
嫌いという感情があったら、「イジメても良い、だって嫌いなんだから」。これが逸脱した女性の心理です。感情 > 論理 なので、正当性なんか、どうでも良くなります。
男性が同じ状況になった時には、そこに正当化が入ります。イジメても良い理由が、必要になるからです。
男女の戦いは、「自分勝手 VS ワガママ」に帰結する
ですから男女で言い争った時には、「自分勝手 VS ワガママ」の戦いになります。俺の基準に従え! 私の感情を満たせ! と、まったく噛み合いません。
これはどちらが正しいという話ではないのですが、知性が同等でという前提で、議論になれば、どうしても男性側に分があります。男性は女性の発言や主張の矛盾をついて、その理屈はおかしいと指摘するだけで優位に立てます。
ただその結果として良い未来が訪れるのか……になると、皆さんもお察しの通りです。
「自分勝手 VS ワガママ」の落しどころ
男性の自分勝手な基準には、女性の感情を満たせない不具合があります。女性のワガママな感情には、道理に合わない矛盾があります。
ですからこの衝突には、互いの歩み寄りが必要です。男性は、「女性の感情を満たすには、どうすれば良いのか?」を模索して、基準を見直すべきです。女性は、「この感情に、正当性はあるのか?」を見つめ直して、落ち着いて考えるべきです。
これは言い分が50:50だった場合の話で、一方的にあまりに酷い自分勝手、ワガママであれば、逸脱している側が圧倒的に悪いです。
夫婦間で、妻に働くことを許さず、月々の小遣いは3000円しかない。という状況を打開するために戦ったのであれば、働いて自分の使うお金を稼がせて欲しい、もしくは小遣いを上げて欲しい、と要求するのは、完全に妥当だと思われます。これは決して、ワガママには分類されません。男が一方的に、自分勝手なだけです。
ただある程度以上、まともな人間同士の関係性であれば、どちらかに一方的に非がある状況ではないでしょう。一旦、自分の方が相手の理を認めて、その先でこちらの理も主張するなら、良い落しどころが見つかるはずです。
まとめ
男性性の本質は、自分勝手です。自分の基準が上位にあり、心情的には、他人もそれに従うべきだと思っています。女性性の本質は、ワガママです。自分の感情を満足させることが優先で、論理的に導き出される正当性については、二の次です。ですから男女の争いは、突き詰めれば、自分勝手とワガママの対立構造になります。
男女の争いに限りませんが、大切なのは完全勝利を目指さない。自分は半分勝って、相手にも半分勝たせるバランス調整です。
ただ現実には、物わかりの良い方、諦めの早い方、が妥協をしがちです。これでも良いのですが、自分の許容できる範囲は超えないようにしましょう。
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