「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。何が正しくて何が悪いのか、善悪は都合によって簡単に捻じ曲げられてしまいます。しかし「爽やか」であれば、どう頑張っても誤魔化せません。
「爽やか」が、いかに最強であるかをお伝えします。ご自身はもちろん、お子さんへの教育方針としても素晴らしい力を発揮します。
不安定な、善と正しさ
善悪を歪めるのは、そう難しくない
善悪の基準は、社会で入り乱れて並存しています。積極的に正しい! と胸を張って堂々と主張できるものもあれば、仕方がないという風に、消極的な正しさもあります。時には、善と善とが対立もします。
困ったことに、度々、善や正当性は逸脱を起こします。戦争、犯罪、その他の非道徳な行為には、逸脱した善の後押しが付き物です。
まだ記憶に新しい、東大生による女性への暴行事件でも「自分は東大で格上だから、格下の女には何をやっても良いと思った」という供述が出ています。さすがに積極的に善とは認識されていないようですが、間違いなく正当性があると位置づけられています。財布をネコババした人のポピュラーな言い分も、「落としたヤツが悪い」ですよね。
彼らに共通するものは、欲や都合の優先です。悪いと知りながら、その行為を正当化しています。善悪を歪めるのは、そう難しくはありません。
良知には普遍性がある
人には良知というものがあり、生まれながらにして善悪を判定する大元の基準、感覚が備わっています。だからこそ、外国で遠く離れた接触のない文化圏とも、大筋で善悪の感覚を共有できるのです。
オスマン帝国外伝という、トルコのドラマがあります。約500年前のオスマン帝国を舞台にしたドラマなのですが、日本ではあまり馴染みのないイスラム教圏に触れたくて、シーズン2まで視聴いたしました。
すると拍子抜けするくらい、感覚は何も変わりません。正しい、悪い、卑怯、好き嫌い、人間心理に意味不明な部分は何もありません。改めて、人の根本的な性質は、地理や文化圏、時間を超えて共通なのだと納得しました。
聖書や論語で描かれている人間の姿も、今の僕たちと根本は何も変わりません。
良知の普遍性から、人は決して逃れられない
そして人間は、自分を悪と認識するのに、耐え難い苦痛を感じるものです。自分を悪だと思いたくない。でも、欲求を満たしたい。その方が都合が良い。そんな時に、正当化という作業が行われます。罪悪感を誤魔化す行程がなければ、悪に身を染められないのが殆どの人間です。
但し、良知の悲鳴を誤魔化しきれるものではありません。言い方を変えれば、罪悪感です。強いそれは、苦痛になって感じられます。
強い良心の呵責は、あまりに辛いものです。それでも損得勘定を優先させるなどして良知に逆らえば、人間性が爛(ただ)れていきます。悪人の人相が悪くなるのは、人格を汚して良知との落差を少なくするためです。その分だけ、苦痛は小さくて済みます。
しかしその代償もまた大きく、ドロドロとした自己嫌悪に苛まれます。どんなに得をしても、悪人は幸せにはなれません。
弱い罪悪感は、正当化に誘惑されやすい
比較的、弱いそれはスッキリしない感覚になってもやもやとします。強い罪悪感であれば、それが正しくないと誰もが理解できます。しかし弱いスッキリしない感覚は、何とも判別が難しいものです。正しいのか、正しくないのか、微妙なところです。
考えていると、ついつい欲や都合の良い方を取りたくもなってきます。それを正当化できる理由を探したり、作ったり、誰もが経験していると思います。
でもやっぱり、どんなに正当化を強化しても、正しくないものはスッキリしないんです。理屈で強化したつもりでも、心が完全にGOサインを出してくれない。そんな状態です。
爽やかは、最強
「爽やか」は、最強の正確性を誇る
だから、何が正しいのか、絶対に間違えない見極め方はここです。「爽やかじゃなかったら、どこか間違っている」です。
善悪は、操作で誤魔化しが利きます。善悪の操作は、事実にちょいと目をつむって、ご都合主義で解釈すれば容易です。
しかし爽やかは、どうにも誤魔化しようがありません。誤魔化す行為自体が、爽やかさを損ねる原因になります。善悪は誤魔化しで改変を許しますが、爽やかか否かはそれを決して許しません。まさに、鉄壁です。
悪人が自分を正当化しているにも関わらず、心が荒んでいく理由の一端もここにあります。爽やかとは真逆のよどんだ世界に居続ければ、心も汚れていって当然です。
迷ったら、損得勘定や楽な方に誘惑されたなら、この「爽やか」を思い出してください。こちらを選んでいれば、間違いなく心にとって健康な生き方を送れます。
まとめ
爽やかか否かは、善悪にある不純物を容赦なく浮かび上がらせます。一切、誤魔化せません。
逆に善悪など何も考えずとも、爽やかな方を選んでおけば、結果として正しくなります。
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この記事の内容を、動画でもお伝えしています。ただ記事はリライトされる事があるので、若干、内容が異なる場合もございます。
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この記事の内容を元に、雑談を交えたフリートークです。台本なしのワンテイクです。
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