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DVが癖になるのは何故か? 大元の欲求を知り、DV癖を抜け出す!

投稿日:2020年4月13日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。DVは、一般的に謎の多い現象です。社会的に正常で、普通に結婚までした人間が、なぜ家庭内で暴力を奮うに至るのか? そこには、特殊な事情があります。

 今回の記事は、人がDVに至る心理的なメカニズムを解明し、DV癖から抜け出す方法をお伝えします。よろしくお願いします。

 

DVは、なぜ癖になるのか?

肉体的、精神的な暴力によって得られるもの

 人のあらゆる行動には、何かしらの動機があります。動機には必ず、何かしらの利点があります。ですからDVという、明らかに無益な行為であっても、動機という段階では利益が見込まれているのです。

 ただ人間という存在は、度々、非合理な選択をします。過度な喫煙や飲酒などの習慣は、その場ではストレス発散になったり、楽しい時間を過ごせたりと、良い部分もあります。しかし健康を代償にしているので、利益と損失とを比較して、割に合っているとは評価できません。つまり、非合理です。

 こうした枠組みでDVを見ると、そこにある真実が浮かび上がってきます。

DVが癖になる理由1 マウンティングすると安心する

 それではDVの利益は、どこにあるのでしょうか?

 一つには、マウンティング欲求です。人間には、他人の上に立つと安心するという、生来の性質があります。文化、個人の価値観より以前にある、普遍的なものです。

 肉体的にせよ、精神的にせよ、一方的な暴力は、力づくで相手を屈服させる行為です。暴力を奮った者は、敗北し、打ちひしがれた相手を見て、安らぎを覚えます。その場において、自分は支配者であり、誰にも脅かされないのです。

 心に多くの苦痛を抱えた者にとって、その癒やしは魅惑となります。自分の側にいる圧倒的弱者は、恰好の標的になります。家の外の赤の他人に暴力を奮えば、即座に事件化し、社会的な地位を失います。

 比較すれば、家庭内ははるかに安全な場所です。ほとんどのケースで、表沙汰になりません。

DVが癖になる理由2 自分の体験を、配役を変えて演じる

 もう一つには、加害者役を演じるという現象があります。DV家庭で育った子供は、成長して自分が同じ立場になった時、DV加害者になり易いというデータがあります。そこで起こっているのが、「自分の体験を、配役を変えて演じる」という現象です。

 ここまで読まれても、よく理解できないと思います。DVを間近で見て育ったからと、なぜ自分がその加害者を演じようと思うのか? 演じなければならないのか?

 おそらく、この条件に該当する大多数の人は、「自分は、絶対にDVなどしない!」と決意していたでしょう。あるいは決意も何も、自分には起こり得ないと、考えもしていなかったかもしれません。

 ところが蓋を開けてみれば、自分もそっくりなDV加害者に堕ちていたという訳です。

 この負の連鎖が起こるメカニズムは、やや複雑です。家庭において、子供は弱者です。DVの現場に居合わせても、弱者であるが故に、被害者を救えません。ただその現場に居合わせているだけでも、強い恐怖となります。

 強い恐怖は、人の精神を麻痺させます。心が潰されてしまわないよう、ぼやかして衝撃を和らげるのです。麻痺した精神では、思考能力が狂わされます。つまり簡単に言えば、まともで正常な判断ができなくなります。

 自分が家庭を持った時、DV現場と似たような環境、状況となります。具体的に、何がスイッチになるかは、個々の事情次第です。しかしDV現場と同じだと察知した瞬間、かつての恐怖が蘇ります。と、同時に精神が麻痺し、思考能力が狂い、正常な判断ができなくなります。

 ぼやけた精神の中では、「今、自分は危険な状況にある」と判断されます。この危険から逃れる手を考えた時、勝者になれば良いという結論が導き出されます。つまり、DV加害者です。

 訳も解らずに恐怖し、そこから逃れるために、DV加害者を演じる。これがDVの負の連鎖です。子への虐待の連鎖も、メカニズムは同じです。

スイッチが入ると、ぼやけて理性が喪失する

・マウンティング欲求
・DV加害者を演じる

 この2つは、まったく別のものですが、ぼやけて理性が喪失するという部分は共通です。マウンティング欲求の場合には、DVによって得られる安堵を思い、それに酔わされます。DV加害者を演じる場合には、恐怖によって意識がぼやかされます。

 普通に社会生活を送れる正常な人が、理性を失って狂わされ、恐ろしいDV加害者に変貌します。

DVを正当化して、葛藤から抜け出せばクズ人間になる

 DV加害者になった時、その行為に正当性がないのは自明です。DV加害者である自分、正当性のない愚劣な行為であるという認識の間で、ジレンマが生じます。

 よくDV加害者が、被害者に対して「お前が悪い」と責めるシーンがあります。明らかな加害者が何を言っているんだ? と不思議な光景ですが、その背景にはジレンマがあります。

 自責の念で苦しむなら真っ当な反応ですが、自己正当化をして逃げる人がいるのです。どうにか理由をつけて、「自分は悪くない」に持っていきます。

 DVを正当化して葛藤から抜け出せば、人間性全体まで侵食されたクズ人間に堕します。正当化された狂った世界を他人に押し付ける、開き直って悪い人を演じる、など何れもクズ人間です。

 

 

 

 

DV癖から抜け出そう!

 DV加害者は、マウンティング欲求、DV体験の恐怖、によって理性を狂わされていると解りました。

 それでは、染みついて習慣化したDV癖から、どのようにして抜け出せば良いのでしょうか? DVは、「理性 < 理性を狂わせる反応」によって、引き起こされます。この関係性を逆転させれば、DVが起こる道理はなくなります。

あなたは、極悪非道ではない

 この記事をご覧になっている中には、DV加害者の立場で悩まれている人も多いと思います。DVを止めたい…… DV癖から抜け出したい…… と思い、少しでもヒントがあればと、藁をもすがる気持ちでご覧になられていると、お察しします。

 きっと、ご自分の行いを悔い、人間性そのものを疑ったでしょう。しかし、そんな貴方は、決して極悪非道ではありません。

 DVを起こす原因を適切にクリアすれば、必ずその癖から抜け出せます。

精神的な苦痛を、自分の器の範囲内にまで減らす

 理性 VS マウンティング欲求
 理性 VS DV現場に居合わせた恐怖

 という、単純な対立構造でお伝えしてきました。DV行為に至る直接的な対立ということでは間違いないのですが、理性は他にも、多くのストレスや苦痛と戦っています。

 例えば、コロナウィルスで家にいる時間が長くなり、DV件数が増加したという話があります。普段はDVなどしなくても、この状況は特殊です。健康、命、経済など、多くの不安に晒されています。夫婦関係が良好でなければ、一緒にいる時間の長さも、苦痛に加えられるでしょう。

 そうした苦痛とストレスが強くなってくると、理性の統制が利かなくなります。普段は余裕をもって抑制されていたDV欲求が勢いづき、実行のハードルを超えてしまうのです。

 やってはいけない事だ、悪い事だ、と思いつつ止められないのは、総合的な理性の統制が弱まっているからです。

 マウンティング欲求の誘惑に負けるのは、今いる精神状態が辛いからです。恐怖心に我を忘れるのは、余裕がないからです。

 自分が置かれている状況と環境を、落ち着いて整理してください。器から溢れる苦痛やストレスを抱えているなら、思い切って捨て去りましょう。……強くなろうとしてはいけません。絶対に、とは言いませんが、成功する見込みは薄いです。

過去のDV体験を想起するワーク

 マウンティング欲求は、普遍的な性質であって、消し去れません。理性によって、それを有害な形で満足させないように統制するだけです。前述したように、精神的苦痛やストレスの総量を、余裕をもって自分の器内に収めておくのが肝要です。

 しかしDVに居合わせた恐怖、それによって引き起こされる理性の狂いについては、自身の取り組みによって軽減できます。そのワークをご紹介します。

 記憶されているDV体験を想起し、理性に出来事を再認識させるのです。単純に思い出すのではなく、今の自分が本当に体験しているかのように、一つの出来事を最初から最後まで通り抜けてください。

 見た光景、聞こえた音、かいだ臭い、その時に思ったこと、感情、などを追体験していきます。これを何度でも、繰り返します。繰り返すうちに、想起できる事柄が増えていくのが普通です。

 恐怖を感じた嫌な出来事ですから、当然、想起にも苦痛を伴います。けれども、くぐり抜けるのを繰り返すうちに、次第に苦痛が減っていくと感じられるはずです。是非、一回目の苦痛を10とカウントして、幾つになったのかを追っていってください。

 苦痛が減る毎に、ぼやかされた精神領域はクリアになり、クリアになった箇所は理性の支配下に取り戻せます。理性の支配下にある記憶は、もう貴方を狂わせません。訳も解らず、加害者を演じることも無くなります。

治療で出来ること

 僕、小池義孝は治療家です。心クリック♪ では、治療や書籍などへの誘導は、基本的には行っていません。出来るだけ、記事の内容だけで完結できるテーマを選択しています。

 ただこのDV問題については、テーマが深刻です。せっかく持った家庭ですから、地獄のような環境ではいけないし、良い状態で存続させたいものです。

 ですからこの分野において、出来る治療もお知らせしておきます。

・溜め込んだ精神的な苦痛を減らす、溜め込まないようにする
・マウンティング欲求の魅惑を減らす

 といった2点で、お役に立てると思います。勿論、この記事での取り組みだけで十分に効果が出たなら、必要はありません。

→ www.ichigiryu.com

 

 

 

まとめ

 DVに至る背景には、マウンティング欲求に魅惑される、DV現場に居合わせた恐怖から逃れようとする、といった非合理なプロセスがある。何れも、理性がぼやかされ、正常な判断能力を失った結果である。

 DV癖から抜け出すには、精神的苦痛やストレスを減らして、総合的に理性の勢力を強める。ワークによって、DV現場の恐怖を抜く。といった、解決策がある。

 

 

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