「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。子供の中には、超能力を持った人がいる。しかしその多くは、大人になると消えてしまう。そんな話を、一度は聞いた経験があるかと思います。
実は僕も、軽くその種類の人間でした。今回は個人的な経験談と、なぜ不思議な力を持つ子供がいるのかをお伝えします。(イラストはイメージです。スプーン曲げの話は出てきません)
狙った時間に正確に目覚める
僕には小学生の頃、ある特技がありました。朝、狙った時間に目覚めることが出来たのです。やり方は簡単です。寝る前に、自分の心の底に浸透させるイメージで語りかけます。
「明日は、朝6時に起きる…… 6時に起きる……」
すると本当に、この狙った時間に目が覚めるのです。もちろん、目覚まし時計のベルやアラームはありません。保険としてはかけておきますが、目覚めるのは、決まってほぼ5分前くらいです。これが7時でも、5時でも、結果は同じです。
最初の一回目は、さすがに驚きました。何となく出来そうな気がしていたものの、本当に成功するとは思っていません。偶然かとも思ったのですが、何回も連続で成功するとなると、もはや必然です。
なぜ、寝ながらにして時間が判るのか? 不思議で仕方ありません。いえ、それ以前に起きていたとしても、不可能です。数時間後の時間を、時計なしに正確に判断できる能力など、僕にはありません。やってみれば瞭然で、1分や2分だって難しい作業です。けれども、寝ている自分には、それが正確に判ってしまう……
潜在意識という概念がない当時の自分には、完全なミステリーでした。
100万円クイズハンターの、独特の楽しみ方
小さな子供の頃に、ちょっとした超能力や霊感があったという話は、よく聞きます。僕もその内の一人で、軽い予知能力のようなものがありました。
昔、100万円クイズハンターというテレビ番組があって、クイズで優勝した人にはボーナスチャンスがあります。3つのBOXから一つを選んでハンマーで叩くと、フラダンスのダンサー、着物の日本人、海賊の何れかが出て来ます。ハワイ旅行、日本旅行、何もなし、となるのですが、僕は普通の人とは違う楽しみ方をしていました。
どのBOXに何が入っているのか、空ける前から、全て知っているのです。挑戦者が海賊のBOXを選んでしまうと、「うわー、ダメだよ! そこ海賊だよ!」となり、フラダンサーを選ぶと「やった、そこハワイ旅行だよ!」っていう感じでした。3つのBOXの中身が何なのか、何故か、感覚的に判っていたのです。
僕はそれを、11回連続で当てました。確率で言えば、まず一つを当てるのに3分の1です。残りの二者択一は、当然2分の1です。3つのBOXを全て言い当てられる確率は、6分の1です。それを11週連続で当て続けられる確率は、6の11乗分の1です。計算すると、362797056分の1になります。約3億6千万回に一度しか、当てられないのです。
勿論、そこにはパターンを読んで予測したのでは? といった、純粋な確率の問題ではないという異論もあるかと思います。しかし当時の僕には、少なくともパターン解析の意識はありませんでしたし、それを含めて確率が上がったとしても、有り得ない程に低い確率の範囲内かと思われます。
他にも、プロ野球中継を見ていて、次の一球でホームランが出ると判ったり、電話がかかってきた瞬間にその相手が判ったり(これは予知とは違いますかね)、といった出来事が日常的にありました。
超能力を発揮する感覚
僕には、この超能力のようなものが出てくる感覚が判ります。表面上の思考を止めて、ボーっとしながら内なる感覚に意識を集中します。思考や雑念が入れば、もう何も判らなくなります。ですから、ある程度は狙って出来ました。
ただ欲が絡んだり、動揺したり、といった場面では思考と雑念から無縁ではいられなくなります。どんな場面でも、便利に使えた訳ではありません。今にして思えば、思考を引っ込めることで、潜在意識をオープンにしていたのだと解ります。
妹とやるジャンケンも、こういった背景があって強かったです。相手が何を出そうとするか読み取るので、異常に勝率が高かったです。途中でその分の悪さに気付いた妹は、やがてジャンケンを拒否するに至りました。
この後の話が少し面白いのですが、うっかり、僕はその秘密を妹にバラしてしまったんです。すると妹とのジャンケンが、完全に別物に変わりました。妹は、事前に何を出すのか、嘘の情報を頭に浮かべます。それがグーだとすると、僕はパーを出すわけです。妹はその裏をかいて、実際にはチョキを出す……といった異次元バトルになってしまいました(笑)
子供時代の中田英寿さんにあった不思議な力
中田英寿、元プロサッカー選手も、同じような経験をしたそうです。子供の頃は、見なくてもパスがどう飛んできてどこに落ちるのか、感じられたのだとか。大人になったらその能力はなくなっていて、ある意味、子供の頃の自分の方が凄かったと語っていた記事を読みました。
子供の超能力は、弱さの特権
僕も今では、この種類の超能力めいたものは、かなり衰えているのを感じます。体験談を伝え聞く限りでは、子供の頃にあった超能力、超感覚は、大人になると衰えるのが普通のようです。
純粋な心の特権と言うよりも、実はこれは、弱さの特権です。子供は体力的に弱い存在なので、大人よりも感覚を発達させてリスクを減らそうとします。その中の一部の人が、超能力と表現できる程の強いものを発揮しているのです。
まとめ
実はこの種類の能力は、強いか弱いかというだけで、全員に備わっているものです。災害時など、何か必然的な切っ掛けがあれば、発現するかもしれません。
ちなみに弱い力でスプーンを曲げるのは、コツをつかめば誰でも出来るらしいです。
Youtube、記事動画
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Youtube、雑談講座
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