「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。内向的な人は、1:1や少人数での会話は得意でも、雑談を苦手にする傾向があります。他人とコミュニケーションを取ること自体に価値を感じていないので、会話が薄く無難になると関心を持てなくなるからです。
今回は内向的な人のコミュニケーションの傾向と、雑談の場での振る舞い方をお伝えします。
内向的な人は、なぜ雑談が苦手なのか?
無難な会話に、意味を見い出せない
多人数での雑談では、どうしても中身は薄くなりがちです。多くの人が参加できる話題で、無難に展開されていきます。
内向的な人の多くは、こうした雑談が苦手です。他人とのコミュニケーション自体に価値を置いていないので、意味のない空虚な時間に感じられてしまうのです。
人間にとって、「意味がない行為」は苦痛です。意味のない事をひたすらやらせる拷問が成立するくらい、行動に意味を必要とします。
外向的な人はもちろん、雑談を苦にしません。他人とのコミュニケーション自体に、価値を感じられるからです。
雑談の場においては、内向的な人は、ただその場にいるだけの人になりがちです。積極的に参加する気になれず、空気のようになってそこにいます。積極的に雑談に加わることも出来ますが、だからと言って楽しいわけではないので、精神的な負担はよけいに増えます。
関心が強いテーマだと、急にスイッチが入る
しかし内向的な人は、自分にとって関心の強いテーマになると、急にスイッチが入って元気になります。
雑談中に突然やる気を出して、雑談の枠を超えて語り出すのは「内向的な人あるある」です。すると大抵、ハッスルした内向的な人は浮いた存在になります。周囲は無難な軽いおしゃべりを楽しんでいるのであって、本気で語りたいわけではないのです。
おたくが急にマニアックに語り始めて、周囲がついて行けずに呆気に取られている……みたいな方向性です。
1対1、少人数でのコミュニケーションが得意
互いに関心事が共有されているという前提でですが、内向的な人は1対1、少人数でのコミュニケーションを得意とします。
深く語り合い、自分の知識が上積みされる、相手になんらかの貢献ができる、といった成果を喜びます。ただ単に、話が盛り上がって楽しかった! でも可です。
雑談時での振る舞い方
わざわざ苦手な雑談に参加しないのが基本ですが、どうしても避けられない時もあります。そんな時、内向的な人はどう振る舞えば良いのでしょうか?
関心があるテーマだからと、がっつかない
まずは、やってはいけない事です。
関心がある、得意なテーマになったからといって、がっついてはいけません。雑談の場では、周囲はそれ程には深い話を求めてはいないのです。知識をシェアして役に立ちたい、あるいは話の場で主役になりたい、という気持ちは良いのですが、突っ走り過ぎるのを抑えてください。
深い話、マニアックな話は、ちょこっとだけ投入してみて様子をみましょう。もしも興味津々に食いつきが良ければ、続けて構いません。そうでなければ、サッと引きましょう。
スマホをいじらない
これは常識の問題ですね。退屈から逃れたいがために、スマホに手が伸びる気持ちは解ります。どうしても必要な作業を短時間で済ませるなら良いですが、スマホばかり見ていたとなると、心象がとてつもなく悪くなります。
笑顔
退屈の気持ちのまま自然体でいると、間違いなく感じの悪い人になります。意識して、軽く笑っておきましょう。
良い聞き手に回る
話のリードは、外向的な人がやってくれます。仮に退屈だったとしても、最低限の社交性として、興味をもって参加しているフリくらいはしましょう。
頷いたり、相槌を打ったりして、リアクションをするくらいなら大した負担ではありません。場の楽しい空気を損なわず、溶け込みます。
お笑い担当になる
人を笑わせるのが好きなら、ボケやツッコミを入れて笑いを取ってみましょう。雑談で繰り広げられる言葉の中に呼応して、センス良く笑いになる一言を挿しこみます。
あくまでも雑談の場なので、ドギツイのは避けてください。他人を下げて馬鹿にするようなものも禁物です。その場は盛り上がるかもしれませんが、その内に本当に傷つけてしまったり、ひんしゅくを買ったりしてケガをします。
とりあえず褒めておく
これは、多くの人が使っている手です。褒められて悪い気はしませんから、ある意味、究極の無難な返しです。
褒める → 謙遜する → それでも褒める → それでも謙遜する
くらいのやり取りが、スタンダードです。たまに謙遜されても食い下がって褒め続ける人もいますが、これは相手に負担をかけます。2回くらいが丁度良いです。
まとめ
内向的な人にとって、多人数の雑談は自分のステージではありません。
脇役に徹して、その場を崩さないように協力するに留めるのが無難です。
Youtube、記事動画
この記事の内容を、動画でもお伝えしています。ただ記事はリライトされる事があるので、若干、内容が異なる場合もございます。
Youtube、雑談講座
この記事の内容を元に、雑談を交えたフリートークです。台本なしのワンテイクです。
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