悩みを整理するだけで、５０％以上の悩みは解決する。

悩みにランク付けをして整理する

悩みに点数をつける

　ごちゃごちゃ、色々と悩んでいると、思考の処理能力を超えてしまいます。あれもこれもと気になって、何をどうすれば良いのか解らなくなります。

　そんな時は、悩みにランク付けを行ってください。整理がつけば、自分が今、何をすべきなのかが明確になります。

　まずは悩みを全て、リストアップしてください。

出来るか、出来ないか

　その悩みは、自分が頑張ったとして、解決できるものでしょうか？　０～１０で点数をつけてください。

　例えば「世界から戦争をなくしたい」なら、普通の個人でどうこう出来る代物ではないので０です。平和活動や選挙で影響力を及ぼせるはず……という事であれば、１でも構いません。「ダイエットをして体重を落とす」なら、頑張れば絶対に出来ますので１０です。

　こんな風に、５を五分五分にして、感覚で構わないので点数をつけていきます。

　出来るかどうか、あまりにも解らない場合には、調べてください。出来るかどうかも調べずに、解らないまま悩み続けているケースもあります。

重要か、重要でないか

　次にその悩みが、自分にとって、どれ程に重要なのかに点数をつけます。こちらも感覚的に０～１０でランク分けしてください。ただ悩んでいるくらいですから、重要度０というものはないはずですが……。

　点数の付け方が今一つ解らない人は、最重要なものを１０にして、他のものはそこから感覚的に引いてください。

　改めてこの作業をすると、よくよく考えてみたら大したことないな、とか、逆に思っていた以上に重要だった、という認識のズレも発見できます。

分布図を作る

　出来れば一枚の大きな紙に、このような分布図を作ってください。A～Dのアルファベットは、この記事の中での説明用なので書く必要はありません。シンプルに解りやすく、キーワードだけを書き込んでいきます。

　例えば、「夫婦関係」、「太り過ぎ」、「体力の低下」、「友達Aとしっくり行かない」といった感じです。

エリアA

　出来るけれど重要性が低いゾーンです。出来るので解決に取り組んでも良いですが、他に重要なものがあるなら、優先順位は低くなります。

エリアC

　出来ないし、重要性も低いゾーンです。考えるだけ無駄なので、心からキレイに捨て去ってしまいましょう。

エリアD

　出来ないけれど、重要性が高いゾーンです。気持ちが強くある反面、解決の難易度が高く、もっとも深刻化する所です。

エリアB

　出来るし、重要性も高いゾーンです。あなたが力を入れて頑張るべきは、ここにある悩みです。

総合ポイントでランキングを出す

　出来るポイント、重要性ポイントの合計で、ランキングを作ってみてください。その中のベスト２か３が、優先的に取り組むべきものです。

　出来れば全ての悩みを解決したいですが、時間も労力も精神力も有限です。ベスト５まで取ってしまったら、おそらく無理です。

　最重要なものを選択したら、他のものは捨て去ってください。警戒すべきは、あれもこれもと未練を残した中途半端な状態です。それでは結局、もっとも重要なものへの取り組み方も不十分になります。

結果は気にしない

　頑張って取り組んだからといって、望む結果になるとは限りません。世の中は、風が吹けば桶屋が儲かるシステムで動いています。何がどう転んで、どのような結果になるのか、未来に人知は及びません。

　ただ無謀ではない取り組みを続けて、その全てで失敗も有り得ません。達成できたり、失敗したりを繰り返しながら、人生は進んでいきます。長い目で見れば、必ずそれなりに報われます。

努力にだけ、責任を持つ

「人事を尽くして天命を待つ」という有名な言葉がありますが、人に出来る限界はここまでです。

　物事には、必ず知りようもない要素が含まれています。例えば普段は優秀な部下が、恋人にフラれてその日は腑抜けになっているなど、普通は予見できません。

　ですから人は、自分の努力にしか責任は持てないのです。自分がコントロールできないものに責任を持ってしまうと、心には過度な負担がかかります。

　また１００％の努力も、そうそうは出来ません。せいぜい７０％くらいで合格点にしないと、やはり過度なプレッシャーがかかります。

解決しないと決めた悩み

　取捨選択して、解決しないと決めた悩みは、もはや悩みではありません。

・自分にとって重要ではない
・自分の手には負えない

　この何れかを自覚して、諦めて手放すことが重要です。

まとめ

　何となく悩むのではなく、整理して優先順位をつけて、出来ることをやる。諦めるものは諦めて、完全に手放す。

　手放して身軽になって、本当に大切なものに注力しましょう！

Youtube、記事動画

　この記事の内容を、動画でもお伝えしています。ただ記事はリライトされる事があるので、若干、内容が異なる場合もございます。

Youtube、雑談講座

　この記事の内容を元に、雑談を交えたフリートークです。台本なしのワンテイクです。

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