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怠惰の正当化には要注意! 怠け者のまま、望む人生を手に入れる。

投稿日:2019年12月30日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。社会は人に、「普通に生活したければ、勤勉であれ」と要求します。その要求レベルは、大多数の人にとって過剰です。基本的に人は、怠け者なのです。

 ただ怠けている内に、相対的貧困層に追い込まれ、他者から勤勉さを強制されるようになります。この状況を好んで受け入れる人は、いないでしょう。

 だからと言って、大抵は勤勉な人間にはなれません。怠け者マインドのまま、望む人生を手に入れる。そんな、ちょっとした考え方をお伝えします。

 

人間はさほど、勤勉な存在ではない

基本、人間は怠け者

 個人差はあるものの、基本的に人間は怠け者です。とは言っても、これは現状の日本社会で標準的に求められる勤勉さと比較しての話で、絶対的な評価ではありません。

 勉強や仕事にやり甲斐があって、遊びに匹敵するかそれ以上に楽しいというのであれば、何の苦もなく勤勉でいられるでしょう。しかし大多数の人たちにとって、それらはプラスの要素はあっても、苦痛の方が大きい。収入やステータスといった報酬があって、初めて吊り合いの取れるものです。

 状況が許すなら、仕事を辞めたい、辞めないまでも減らしたい、そう考えている人たちが殆どではないでしょうか。

 現代社会のシステムは、近代的な生活、社会的評価などと引き換えに、過剰な勤勉さを強いています。この過剰だと感じる分だけ、人間は怠け者だということです。

 とは言っても、ここで社会システムのあるべき姿は説きません。これだけ文明が発達したなら、何も懸命に働かなくたって、ほどほどに楽をして生きて行けるシステムが有り得るのでは? とも考えていますが、現実が違うのだから仕方ありません。置かれた環境で、どのように良い人生を送るか、です。

生存していれば、それで満足

 人間の最大の欲求は、生存です。死なないことが重要なのであって、それに比べれば、物質的に豊かな生活や社会的ステータスなどの価値など、微々たるものです。衣食住である程度の安定があるなら、それ以上を切望はしません。

 社会的に成功する人は、ゲーム感覚で遊んでいたら結果が出てしまった、物やステータスを切望する精神的な事情がある、といった特徴を持っています。あくまでも少数派であり、イレギュラーな存在です。

 標準的な大多数の人にとって、大きな成功は憧れであって、絶対に成し遂げなければならない対象ではありません。ほどほどで、もう十分なのです。日本社会を見れば、未来の不安はあるものの、ほどほどの頑張りでやっていけます。基本的に怠け者で、とりあえず衣食住で安定していれば良いという普通のメンタリティーにとって、勤勉である必然性はありません。

 相対的貧困という言葉があります。現代の日本社会の貧困では、普通に働ける状況で、食べるには困りません。戦後を描いたドラマにあるような、生きるのに必死という程のことではありません。

 ただ相対的な貧しさは、どうしても劣等感や嫉妬を生み出します。食べるのに困っていなくても、実感としての生活苦はあります。能力としてそのポジションにしか行けない人は、正直、存在します。しかしそうでなければ、明らかに努力の積み重ねが足りません。余裕をもって生存する以上のものを、切望しなかったからです。

怠惰の正当化

 できれば怠けていたい僕たちは、怠惰を正当化できる理由があるなら、優先してそれを受け入れます。

 僕は1973年生まれで、ノストラダムスの大予言は超ポピュラーな存在でした。1999年に恐怖の大王が降りてきて、世界は滅亡すると言うのです。冷戦にあって米ソが睨み合い、核兵器開発が進んでいたあの状況では、全面核戦争による世界滅亡シナリオには、現実味がありました。

 世界が滅ぶのに、面白くない努力を積み重ねても意味ありません。こういった怪しげなものでさえも、多くの人が怠ける理由にしていたのを覚えています。世界が滅ぶのに、頑張っても仕方ないですからね。

 まあ、これは極端な例ですが、日常には怠惰を正当化できる理由に溢れています。今日はちょっと疲れた、今はまだ時期ではない、明日から頑張れば良い、など大よそ正当化の要件を満たしていない弱々しい根拠でも、つい怠ける方を選んでしまいます。中には、山本太郎が総理大臣になれば、弱者が頑張らなくても良い社会を実現してくれる。と、夢見ている人まで見かけます。

 

 

 

 

知的な怠け者は、考えて楽をする

怠け者が、怠け者のまま頑張る考え方

 人が怠け者なのは、仕方ありません。そういう性質の生き物であるにも関わらず、社会がそれ以上に勤勉さを求めています。

 問題は、どこにあるのでしょうか? 自主的な勤勉さのハードルが高く、超えられない。けれども半強制的に求められる勤勉さには、従わなければならない。というある意味でのギャップです。

 自主的な勤勉さによる報酬と、他人から強制された勤勉さによる報酬とで、大きな差がつくのは当たり前です。他人が強制する勤勉さは、他人の都合です。ブラック企業を思えば、一目瞭然です。一般社員の犠牲によって、経営者が支えられています。

 同じ勤勉さなら、報酬が大きい方を選べば良いです。自主的な勤勉さを避けて行った先に、他人に強いられる実りの少ない勤勉さが待ち構えているなら、その前に自主的に頑張り始めた方がマシです。既に他人から勤勉さを強いられているなら、自分のために頑張る道に、一日も早く切り替えた方が良いです。

 さて怠け者のあなたなら、どうしますか? 当然、報酬が大きい方を選ぶしかないですよね。怠け者なのですから。更には、そうやって将来的には労力を減らす方向性で組み立てて行くなら、晴れて豊かで安定した怠け者ライフも送れようというものです。

 怠け者であるなら、目先の楽な方ではなく、人生全体で楽な方を選びます。怠け者は楽をしたいので、楽をするためなら、モチベーションを上げられます。

 

 

 

まとめ

 人間は、基本的には怠け者である。そこから外れているのは、遊び感覚の人、精神的な事情がある人など、あくまでも一部です。しかし社会は、普通の生活と引き換えに、勤勉さを要求します。自主的な勤勉さを避けている内に、他人から勤勉さを強制される層に組み込まれます。

 同じ勤勉さなら、自主的に自分のために頑張った方が、報酬も大きくなります。怠けたい人ほど、こちらの道を選ぶべきです。

 

 

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