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他人の成功への嫉妬を、自分の成長へと変える5つのステップ。

投稿日:2019年3月28日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。人はなぜ、他人の成功を妬んでしまうのか? 他人の成功を素直に喜べない自分は、人間性が歪んでいて性格が悪いのだろうか……と、自己嫌悪に陥る。何とか、妬まない方法はないだろうか。と悩むけれども、答えがみつからない……。

 そんなあなたの正しい生き方を、お伝えします。

 

人として、嫉妬は自然なこと 

なぜ他人の成功は不愉快なのか?

自分は劣っている = 命の危険

 文明を発展させた人類は、厳しい生存競争から解放されています。社会は競争の場でもありますが、本質は助け合いです。互いに助け合いながら、より安全に、より豊かな暮らしを実現しています。野生動物と比較して、弱さは致命傷にはなりません。

 しかし生物の歴史を見れば、この状況は明らかに異質です。受け継がれてきた肉体感覚が、変化に追いつけていません。「劣っていれば、命が危ない」、この感覚が、人類にも根強く残っています。

 他人の成功を目の前にすると、自分は劣っていると認識します。それは肉体感覚で命の危険を意味するので、強い焦りが湧き上がり、冷静さを失います。自分への実害や危険性はないと理屈では理解していても、心の狂った暴走は止められません。

頑張って来なかった自分への自己嫌悪

 どのような分野でも、成功に至るには努力の積み重ねがあります。日々を怠けて過ごしてきた人にとって、その姿はあまりに輝いて眩し過ぎます。

 この成功した人物と比べて、自分は何なんだ? 今まで、何をしてきたんだ? と自己嫌悪に陥ります。

他人に嫉妬するのは当たり前

 嫉妬を肯定する価値観は、ほとんどありません。他人を妬む姿は、確かにみっともなく、醜いものです。

 しかし嫉妬は、人として当たり前のものです。肉体にある原始的な反応と、高い知能とが結びついた結果です。ですから嫉妬そのものを、否定しても意味がありません。

 嫉妬を否定するのではなく、付き合い方を考えるべきです。

他人の成功を喜ぶ必要はない、負けを認めるべき

 他人の成功を喜びましょう、と言うのは簡単です。自然とそう出来るなら、尊敬に値する素晴らしい人物です。

 ただ多くの人にとって、このハードルは高過ぎます。素晴らしい人間の枠組みに、自分を無理に合わせようとする必要はありません。おそらく、試みたところで貫けません。

 けれども称賛であれば、手が届きます。悔しいけど、妬ましいけど、凄い! 素晴らしい! と褒め称えるのです。嫉妬で相手を否定したい気持ちがあっても、そもそも嫉妬した段階でもう心情的には負けています。素直に負けを認めて、相手を称えましょう。喜ぶことに比べれば、はるかに簡単です。

 

 

 

 

嫉妬心との上手な付き合い方

 人間は、嫉妬をして当たり前。どうあがいても人間以外の何かにはなれないのですから、嫉妬する自分を認めましょう。その上で、上手に付き合っていけば良いのです。

他人への嫉妬を、自分の成長に変える5つのステップ

1 とりあえず笑う

 他人に嫉妬していると自覚したなら、そんな自分の状況をまずは笑いましょう。笑うことで、問題を客観視できるようになります。動揺した心を、一先ずは落ち着かせます。

2 嫉妬した自分を褒める

 次に、嫉妬した自分を褒めてください。もしも心が完全に屈服して負けを認めていたら、嫉妬心は出てきません。自分と同じレベルだと思っていた会社の同僚が、独立起業してステータスや収入を上げたら、嫉妬の対象になります。しかしスティーブジョブズやビルゲイツを妬む人は、そうそういません。ただ口をポカンと広げて、すげーなーと感嘆するばかりです。もう最初から屈服してしまって、戦う気すら起きません。

 ですから嫉妬心は、「頑張れば、自分もそうなれる」と判断してこその産物です。その成功に屈服せず、対抗意識を燃やせた自分を褒めましょう。 

3 相手を称賛する

 嫉妬した段階で、あなたは負けています。素直に負けを認めて、相手を称賛しましょう。ここで下手に否定すれば、心は闇に堕ちていくだけです。

 称賛は心を晴れさせ、爽やかにさせます。暗い気持ちを吹き飛ばし、前向きになれます。 

4 成功のプロセスを調べる

 成功には、必ず理由があります。その人がどのように成功したのか、徹底的に調べてください。関係性が許すなら、ずばり本人に尋ねても良いです。素直に謙虚に学ぼうとすれば、勝者の余裕で快く応じてくれる人も多いです。

5 嫉妬した相手を師匠にする

 成功に必要な条件とプロセスが判明したなら、後はその通りに実行するだけです。

 ただ全てを、真似できるわけではありません。ある個性や属性が条件になっている時、自分には当てはまらない場合もあります。例えば、黒人と日本人とのハーフという立ち位置が前提だとしたら、その部分についてはどうにもなりません。こうした時は、同じように成功している人の中で、自分に近い人はいないかを探して別に参考にします。

 嫉妬した相手は、自分よりも先に進んだ人です。同じように自分もなりたいと思ったなら、心の中で師匠認定しましょう。師匠であり、超えるべきライバルです。実際に教えを請い、弟子入りしてしまうのもお勧めです。もしも同じ道を進まないのであれば、頑張る姿勢、メンタリティ、などを学んで吸収しましょう。それを自分の選んだ道で活かせば良いのです。

 

 

 

まとめ

 他人の成功を嫉妬したなら、選択肢は2つしかありません。屈服して引き下がるか、認めてバネにするか、です。どちらを選ぶも、自分次第です。

 ただ前者を選んだ先にある人生は、面白くはありません。後者が習慣になると、嫉妬した瞬間にワクワクするようにさえなりますよ。

 

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