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悪口を言わない人を、信用できない心理。悪口は、言った方が良い?

投稿日:2019年6月3日 更新日:

「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。悪口を言わない人は正しいですが、反面、信用できない人と思われる場合も。それでは、悪口は言った方が良いのでしょうか?

 信用できない心理と、悪口の言い方についてお伝えします。

 

悪口を言わない人は、なぜ信用されないのか?

本音、本性を隠している

 悪口が褒められた行為ではない位、誰でも承知しています。通常では、初対面や、関係が浅い内では、誰かの悪口は出ません。

 ある程度、気心が知れてきて、気を許す関係性になって、少しずつ本音で話せるようになり、本性を見せられるようになります。

 表面上では無難に取り繕っていても、本当は嫌いな人、気に入らない人もいて当たり前です。そういった情報も、本音の中から漏れ出していきます。

 悪口は典型的な明かし難い情報なので、これを試金石にする人は多くいます。誰かの悪口が、距離が縮まった証になるのです。

 また悪口は外部に漏れてはいけないものですから、秘密を共有して弱みを握り合っているという連帯感が生まれます。

 あまりに悪口に乗ってこない、人を悪く言わない、という姿勢でいると、逆に言葉に信用がなくなります。本音、本性を隠していると判断されるのです。

ミラーリング

 他人をあまり悪く思わない人もいます。悪く思っても、悪く言わない主義の人もいます。

 しかし人は、他人を自分と照らし合わせて見るものです。他人を悪く思う、悪口を言う人にとって、それを言わない人は感覚的に理解できません。

 もしも自分が悪口を言わないとしたら、本当の姿を隠している時だけだ。と、なった時に、他人もそうだと判断してしまいます。

 その人にとって、悪口を言わない人は、本性を隠している以外には有り得ないという訳です。

相手を庇う → こいつは敵だ!

 残念ながら、悪口はコミュニケーションツールとして、一定の優秀さがあります。同じ怒り、不満、嫌悪を共有していたなら、一気に意気投合をして関係を縮めます。

 またマイナス感情が放出される爽快感もあります。上手くはまった時の悪口は、とてもエキサイティングで楽しいのです。

 悪口を言う人は、大抵は正義のポジションに立っています。下らない妬みからの言い掛かりであっても、その設定は正義なのです。

 ですから悪口を言われている相手を庇おうものなら、その人は悪を庇う不届き者です。常識と良識しかない意見であっても、そこにありもしない悪意を仕立てられて、敵に認定されます。

 素直に聞き入れてくれるケースもありますが、大抵の悪口の仲裁は上手くいきません。 

 

 

 

 

悪口は、言った方が良い?

悪口は自分の評判を落とす

 言うまでもありませんが、悪口には、自分の評判を落とすリスクがあります。

 一方的に悪口を聞かされている方は、決して良い気分ではありません。内容と頻度によっては、人間性を疑われます。

 意気投合して盛り上がるぶっちゃけトークと、人の気分を害する悪口とは別物です。

愚痴の範囲に留める

 自分が明らかに被害者であり、相手に明らかな非があるのであれば、相応の愚痴は許される範囲です。気心の知れた仲で愚痴の一つも出ないのは、逆におかしいです。

 他人を悪く言うトークの一切を受け付けない人でなければ、常識の範囲であれば愚痴も受け入れる姿勢があります。多少の愚痴であれば、本音を打ち明けてくれているという、プラス材料にもなります。

 ここで重要なのは、愚痴が相応であることです。一般常識から離れて過剰に攻撃してしまうと、共感が得られなくなります。

言い掛かり、純然たる悪口はご法度

 人を悪く言って許されるのは、そこに正当性があるからです。相手に明らかな非があり、そして被害者の立場としては、これくらいの愚痴は仕方がないという範囲です。

 正当性のない言い掛かり、純然たる悪口はご法度です。例えば、太い足でミニスカートを履いていたからと言って、悪く言って良い筋合いはありません。

 しかし悪口ではなく、陰口で笑いものにするなら、許される範囲がぐっと広がります。ちょっとだけ、「あの太い足で、ミニスカートって凄い勇気だよね~」くらいのノリで軽く笑いにするなら、多少は大丈夫です。

 本人の目の前では言えないけれど、陰でコソコソと笑うという行為は、まあ褒められたものではないでしょう。しかしここにも、これくらいなら良いよね……という共通認識があります。

 ただ、笑いものにして下げてやろう! という意識では悪口と同じです。そこには必ず、愛がなければなりません。タレントの有吉さん、マツコ・デラックスさんの毒舌が許されているのは、背景に人間愛が見えるからです。

前向きな人は悪口を言わない

 最後に、悪口を言う気にもならない人のタイプをご紹介します。

 前向きな人は、滅多に人の悪口を言いません。何かを考える、何かを気にするのには、思考のスペースが必要です。前向きな人は、どうすれば上手く行くのか、どうすれば成長できるのか、といったテーマで頭がいっぱいです。

 そもそも他人がどうのと気にしていないので、悪口も言わないという訳です。

 何か強烈な被害に遭った直後なら別ですが、誰かの悪口を言いたくなったなら、それは前向きさを失って、心が停滞している証かもしれません。

 

 

まとめ

 推奨はしませんが、ぶっちゃけトークで意気投合して盛り上がるなら、常識的に愚痴の範囲であるなら、アリです。

 悪口を使って、人との距離を縮めようとする姑息な手段は、高確率で見透かされて嫌われます。

 出来れば前向きなメンタリティになって、そもそも悪口に興味がない状態が望ましいです。

 

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