「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。有難いことに、社会には人生のモデルコースがあります。あまり考えなくても、そのどれかに乗ってしまえば、そこそこの人生が成立するようになっています。
自分を知らず、自分がなく、何となくモデルコースを歩き続けるだけでは、面白くありません。人生をつまらなくする3大曖昧から、自身の生き方の再検討をしてみてください。
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人生をつまらなくする「3大曖昧」
幸福、目標、行動
・幸福
・目標
・行動
この3要素を曖昧にすると、人生がつまらなくなります。どれか一つでも、欠けてはいけません。では、一つずつ検証していきましょう。
幸福を曖昧にすると、流されるだけの人生になる
何が自分にとっての幸せなのか? ここを曖昧にしてしまうと、何となく社会で正しいとされている人生を、無難に選択します。
高校に進学して、大学に行って、就職して、結婚して、仕事と家族は大切だと普通に思ってはいるものの、それは自分で考えて獲得された結論ではありません。ですから、どこか、ぼやけています。
もちろん、進学しない人もいるし、結婚しない人もいます。これはあくまでも、無難な選択の一つの枠組みです。進学しないならしないで、そのルートでの無難な選択肢が用意されています。
そこに何となく、時として刺激を加えたくもなります。衝動的に浮気をしてしまい、運悪く家族を失うケースもあります。仕事と家庭の価値も検討不足のため、そのバランスを取れない人も目立ちます。刹那的な快楽主義に溺れる人に至っては、日々の刺激だけに傾倒してしまい、何も手に入れずに時間だけが過ぎ去っていきます。
幸福とは何か? ここを曖昧にしている人は、何となく手に入れた幸福を大切にしないのです。
目標を曖昧にすると、何をして良いのか判らなくなる
「頭を使った仕事に就きたい」と思っている人と、「弁護士になりたい」と思っている人とでは、明確な違いが出ます。
頭を使った仕事というグループでは広すぎて、具体的にどんな努力をすれば良いのかが判りません。弁護士であれば、司法試験に合格すれば良いと明確に判断できます。すると、具体的に何をどう勉強すれば良いのかも、自動的に導き出されるのです。
「カッコイイ外見になりたい」と「細マッチョになりたい」とかも、明確な違いがありますよね。細マッチョと目的が明確なら、食事、プロテイン、トレーニング法などが具体的に定まります。
目標の曖昧さは、結局、行動に結びつきません。何をどうすれば良いのかが具体化されないので、当たり前です。行動を積み重ねることでしか、人生は拓きません。曖昧な何となくの目標は、複数の扉の前でウロウロとしているようなものです。
行動を曖昧にすると、半端な結果しか得られない
目標が具体的で明確であっても、行動が曖昧になってしまうケースがあります。というよりも、殆ど全ての人に、これは当てはまります。
例えば学生時代に、「英語を勉強したい」と願ったとします。その最善の行動は、何でしょうか? 当然、語学留学でしょう。ところが、この大胆な行動が、なかなか出来ないのです。
目の前に、100%、絶対に儲かるチャンスがあったとします。仮にそれが、かけた金額の2倍であったとします。その最善の行動は、何でしょうか? 全財産を注ぎ込むことです。 いえ、それではまだ最善とは言えません。2倍未満の利子で借りられるお金を、限界までかき集めて、それを注ぎ込むことです。ところが、これもなかなか出来ません。
人は未知の領域に足を踏み込む時、必ず怖れや不安を抱きます。その何となくの脅えが、行動を縮こまらせてしまうのです。
また現状にそこそこ満足していると、未知の領域を面倒くさがります。英語をマスターしたいという気持ちよりも、頑張ってキャリアアップしたいという気持ちよりも、適当に怠けて過ごす方を選んでしまいます。
曖昧さを除外する
3大要素を、チェックして修正する
明確な目標に向かって、最善の行動を選択する。成果を高いレベルで出そうと思えば、これが基本です。これを常に、念頭に置いてください。
・幸福
・目標
・行動
この3大要素が曖昧にぼやけていないか、チェックして修正する習慣づけをしましょう。
まずは自分にとって、何が幸せなのか? を定めます。これが定まらないと、目標設定の仕様がありません。(幸せについては、是非、他の記事もご参照ください)
続いて、自分が幸せになる目標を、現実的に具体的に設計します。後はそれに沿って、忠実に、継続的に行動を続けるだけです。
まとめ
幸せが曖昧だと、何となく流される人生になる。目標が曖昧だと、何をすれば良いのかが判らない。行動が曖昧だと、結果が出ない。
社会はシステムが整っていて、複数の人生のモデルコースが用意されています。ポピュラーなコースを選んでおけば、人生はそれなりに進んでいきます。けれどもそこに、自分にとっての幸せが薄ければ、全体として再設計を検討する必要があります。
幸せ → 目標 → 行動 の順に、全てを明確にしましょう。
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