「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。僕には、夢がありません。なぜなら夢という言葉を使わないからです。実現したい未来の目標にこの言葉を当て嵌めてしまうと、ただそれだけで遠ざかっていきます。
今回は夢を叶えるなら、「夢」はご法度というお話をします。
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夢という言葉には、実現しないという思いが含まれる
夢の意味は、「現実ではないものを見ている」です
夢の語源は、「寝目(いめ)」で、寝ている間に見るものだそうです。音が「いめ」→「ゆめ」に転じて、「夢」という漢字が当て嵌められました。中国語では「マング」と発音し、意味は日本の夢とほとんど同じです。
寝ている間に見る夢は、現実ではありません。そこから意味が派生して、
・可能性の低い目標
・現実味の薄い理想
・空想、妄想
・あいまい、おぼろげ
といった使われ方をしています。
つまり夢の意味は、「現実ではないものを見ている」になります。
夢という単語を当て嵌めた時点で、ほとんど諦めている
ですから「私の夢は、〇〇です!」と言った時には、現実味がない、可能性が低いと見積もっている証拠です。つまり叶わないと思うから、夢と表現しています。
可能性の低いもののために、人は頑張れない
可能性が低いと思いながら、それでも継続的に頑張れる人はほんの一部です。あなたの身の周りの人たちを思い浮かべてみてください。「自分の夢は〇〇です」と言って、その実現に向かって真剣に頑張っている人は何人いますか? 環境にも拠りますが、多くて2~3人、0人というのも珍しくないと思います。
無駄になるだろうと思いながら時間と労力を費やす選択には、よほどの覚悟が必要です。夢ほど素晴らしい未来ではなくても、より確実に実現できるものがあるなら、普通はそちらに流れます。
ほとんどの夢は、真剣に実現しようとはされず、ただ見るだけが目的になっています。その気はなくても、夢は思い描くだけで快いものです。
現実味があるけれど、「夢」が使われる場合
現実味がある + 遠い未来
しかし見込みが強くても、夢という言葉が使われる場合があります。遠い未来の現実的な目標は、時としてそう呼ばれます。
十分に実現できるものですが、遠い未来にあって、まだ鮮明に思い描けない状態です。小学生が「将来の夢は、お花屋さんになることです!」と言うようなものです。具体的な開業資金や準備などの知識はないでしょうが、やろうと思えばできる現実的な目標です。
現実味がある + 他人の評価
目標に他人の評価が入る時、よく夢という言葉が使われます。他人がどう思うか、どう評価するのかは、コントロールしきれません。
先ほどのお花屋さんを例に使うと、「お客さんが笑顔になってくれるような、お花屋さんになりたいです!」といった感じです。
「夢」を使うと、「絶対に無理」と自己暗示をかけてしまう
そもそも夢は、現実ではないという意味です。そこから可能性の低い目標、現実味の薄い理想などに使われています。
ですから夢には、「現実にならない」という強い意味が込められています。夢を使えば使うほど、叶わないと自己暗示をかけているようなものです。
例えば「夢」を、「最終的な目標」に置き換えたらどうでしょうか。困難さと道のりの遠さは感じさせますが、一歩一歩、進んでいけばやがては到達できそうです。現実感が増して、具体的な努力のプロセスへと思考が進んでいきます。「夢」を使ってしまうと、即座に「叶わない」と挫かれてしまって、ただ空想して気持ち良くなって終わりがちです。
遠い未来や他人の評価で「夢」を使っている場合でも、言葉を「目標」に変えた方が良いです。同じ頑張るにしても、叶わないという自己暗示が余計な負担になります。
夢を追うのではなく、現実的な目の前の目標をクリアする
大目標の前に、小目標をたくさん置く
これはよく言われることですが、目標は小分けしてステップにしてください。
将来、プロ野球選手になる! という大目標を掲げたとして、達成に必要なのは地道な練習と研究の積み重ねです。一つ一つの小さなステップを真剣にクリアし続けていってレベルアップして、大目標であるプロ野球選手に近づいていきます。
難関校の受験でも、英単語や英熟語、数学の公式、歴史年表の一つ一つを覚えていく積み重ねです。
一般的に夢を叶えたと思われている人は、よりリアルにそれを目標にしています。遠くてぼやけている目標を何となく追うのではなく、近くにある次の一歩で乗り越えられる目標に集中します。これを地道に繰り返した人だけが、難易度の高い大目標を実現します。
まとめ
夢という言葉を使ってしまうと、呆けて思考停止し、それをイメージして良い気分になります。夢はただ持つだけで、人の心を満足させてしまう恐ろしさがあります。
どのような言葉を当て嵌めるかで、心は大きく左右されるのです。夢を追うのではなく、実現可能な目の前の目標を、クリアし続けましょう。
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