「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。自分で自分の可能性を低く見積もって、みすみすチャンスを逃している人が大勢います。「自信を持とう!」と言うのは簡単ですが、これでは実は何も変わりません。
自信という漠然とした概念ではなく、一つ一つに「出来る!」から入って考えるのが正解です。
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「出来ない!」から「出来る!」 へ
分からない → 自分には無理 の思考回路
人生経験が豊富になってくると、おおよそのものは推測できるようになります。何も知らない赤ちゃんから始まって、次第に知っているものが増えていき、30、40歳にもなれば知らないものの方が少なくなります。
もちろんそれは、自分の生活圏での話です。職業や国などが変われば、知らないものに溢れているのは当たり前です。
しかし同じ職業、地域、趣味、人間関係が続いて変化に乏しいと、周囲のほとんどは既知のもので占められます。
この世界は安定していて、居心地も良いです。自分の生活圏から飛び出せば、新鮮な新しい世界があるのは解っています。けれども大きな不満のない居心地の良い世界に安住していると、新しいものに興味を示さなくなってきます。
人は自分を正当化したいので、多くの人が「外の世界には、自分にとって良いものはない」と思っていたいものです。ここから解らないものに対して、「どうせ自分には無理だ」と安易に結論づける思考パターンが形成されます。
分からないものは、「出来る!」から入る
この思考パターンから脱却する、手っ取り早い方法があります。真逆の思考パターンを、意図的に当て嵌めるのです。
出来そうか、出来なさそうかを考える前に、一度は「出来る!」と仮定します。絶対に無理と解り切っていることでも、とりあえず「出来る!」です。
出来ると仮定したなら、次にどうすれば出来るのかを考えます。プロセスが解らなければ、どうやって調べれば良いのかを考えます。
ただこれだけで、「表面的な印象だけで、考えもせずに無理と決めつけてしまう愚行」を防げます。
例えば、自分で事業を始めようかなと思っても、すぐに自分には無理だ……と諦めてしまう人がいます。このような人の話を聞くと、そもそも何も調べていないんです。「個人事業 始め方」で検索すれば、親切な人が山のように情報サイトを作ってくれています。
僕も本を出そうと思った時点では、出し方が解りませんでした。けれども出版社の編集の方に相談して、知識の溝は埋まりました。当時の僕は、社会的には無名の一治療家に過ぎません。同じ立場であれば、ほとんどの人は「自分には無理」と検討もしないでしょう。しかし「出来る!」から入って考え、行動を起こした先に、出版 → ベストセラーへと繋がっていったのです。
恋愛もそうです。「行ける!」と仮定してアプローチするからこそ、過去の恋愛がありますし、今の妻や子供達がいます。
出来ないと結論づけるのは、出来なかった後で良い
勿論、その陰には、結果として出来なかったものも溢れています。あるサービスを立ち上げた時に、メディアから取材を呼び込もうとプレスリリースを送りましたが、結果はまったく反応なし……。
出来る! と思って行動したからと言って、全てが達成できるわけではありません。
ただ打席に立たなければ、アウトにはなりませんが、ヒットもホームランもありません。アウトになったところで、リスクを負ったチャレンジでなければ、大した損はしません。本なら、出せなかった。恋愛なら、フラれた。で終わりです。出来ないと結論づけるのは、出来なかった後で良いのです。
多く打席に立って、一回一回で本気で勝負するからこそ、何回かはヒットやホームランを打つ機会もあります。
イメージと実物とは、必ず違っている
実際にその世界に飛び込んでみると、事前に持っていたイメージとは違うものです。自分に出来る! 出来ない! という基準では、甘く見ていて現実は厳しかったというケースもあるでしょうし、現実以上に厳しく見過ぎていたケースもあります。実際にどうかは、詳しく調べてみたり、飛び込んでみたりしなければ判断できません。
ところが人生経験を積んで、人生経験が豊かだという自信がついてくると、自分のイメージに過剰な信頼を置くようになりがちです。薄い根拠で決めつけてスルーしている中に、実はやれば出来る事、成果が大きいものが含まれています。
「出来る!」と思える人の動き方
人は自己評価の中でしか動かない → 自己評価を上げれば行動が変わる!
人生経験を積んできた中で、自分への評価も定まってきます。自分に何が出来るのか、何が出来ないのかも固まってきて、出来ると思う範囲でしか考えないし、動きません。
過剰な自己評価で無謀なチャレンジを繰り返して成果を得られない人もいれば、過少な自己評価で機会を損失している人もいます。
もっとも効率が良いのは、正確で妥当な自己評価です。しかしどこが正確で妥当かなんて、自分では解りません。
そこでお勧めなのは、現状の自分よりも、ちょっとだけ上に自己評価を設定してみる方法です。
例えば会社で中堅の営業マンであったら、「工夫して頑張ったらトップ5に入れる器だ」と設定します。行動した結果それが現実になったら、次はナンバー1に設定を変えます。ナンバー1になったら、起業して成功を収めるという自分像もリアルにイメージできるでしょう。
自己評価を上げれば目標設定が変わり、目標設定が変われば意識が変わり、意識が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わり、それを積み重ねたら人生が変わります。
失敗も含めて、チャレンジは楽しい
最後にお伝えすべきは、「失敗を怖れないでほしい」ということです。
チャレンジしたからには、必ず失敗もします。難易度が上がるほど、失敗する率も上がります。必ず成功するものは、チャレンジとは呼びません。その代わり、成功した時には達成感と喜びがあります。
逆に言えば、チャレンジは失敗するから楽しいのです。スポーツの応援も、勝率100%では面白くも何ともありません。勝ったり負けたりするから、張り合いも出ます。失敗は人生を楽しくしてくれるスパイスですから、怖がって避けなくても良いのです。
まとめ
僕は陸上競技の100メートル走で、世界新記録を出してオリンピックで金メダルが取れる! を基準に置いています。
どう考えても無理ですが、ここを思っていれば、考えもせずに取りこぼすケースを防げます。
Youtube、記事動画
この記事の内容を、動画でもお伝えしています。ただ記事はリライトされる事があるので、若干、内容が異なる場合もございます。
Youtube、雑談講座
この記事の内容を元に、雑談を交えたフリートークです。台本なしのワンテイクです。
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