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人間関係 成長

血の繋がりを過信して甘えると、親子愛であっても壊れてしまう。

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「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。親子なのに、険悪。人格が破綻しているわけでもないのに、親子の関係性が壊れてしまうケースがあります。その背景には、血の繋がりへの過信があります。

 今回は親子関係が壊れる大元の原因となる意識と、その修復についてお伝えします。

 

血の繋がりを過信して甘えると、親子愛であっても壊れてしまう

連れ子の娘を溺愛する父親の話

 50歳になるお父さんが、「家族が大好きだ。娘も、可愛くて可愛くて仕方がない」と話していました。本当に子煩悩で、心の底からの愛情が伝わってきます。

 ただ結婚相手の女性は再婚で、娘さんは連れ子に当たります。結婚した時点では、娘は小学校の高学年か中学生になっていて、小さい内から接していた訳でもありません。それにも関わらず、と言ったら失礼に当たるかもしれませんが、とても良好な関係を築いているそうです。

 お父さんは社会的に成功もされていて、業界ではかなりの有名人です。また人柄においても、穏やかで優しく、礼儀正しく、申し分ありません。

 自分のことは「お父さん」ではなく、下の名前を呼び捨てで呼ばれています。無理にお父さんというカテゴリーに収まろうとせず、ただ自分という人間で関係性を築いていったのも良かったのでしょう。

 現実として、母娘の中に途中から加わって、家族になるのは並大抵のことではありません。良い関係が築けるよう、細心の注意を払って、最大の努力をして、今の良好な関係があるそうです。

血の繋がった、ずっと一緒にいた親子関係が壊れる

 一方、血が繋がり、赤ちゃんの頃からずっと一緒にいた親子関係が壊れてしまうケースも、決して珍しくはありません。

 これまで多くの事例を見聞きしてきましたが、そこにはある共通性があります。互いに、親子だという甘えがあるのです。

 甘えがあると、相手に気を使わなくなります。感情のまま振る舞っても、大丈夫。理不尽、ワガママでも大丈夫。どれだけ、みっともない姿を見せても大丈夫。価値観を、強引に押し付けても大丈夫。と、相手の感情を疎かにしてしまいます。

 一緒に暮らしてきた家族なのですから、赤の他人のように気を使う相手ではありません。大丈夫と言えば大丈夫なのですが、物事には限度があります。一回一回は大したことなくても、耐久性と修復を超えて叩き続ければ、いつかは壊れます。

 これくらいは大丈夫だろうという感覚がズレていると、親子であろうとも、関係は盤石ではありません。 

加点と減点の査定が甘い

 感覚のズレとは、加点と減点の査定の甘さです。

 例えばお父さんが、子供を連れてキャンプに行ったとします。お父さんはキャンプが好きで、その楽しさを子供にも味合わせたいと考えています。また純粋に、子供と一緒にキャンプをするというイベントが楽しい。

 ところが子供は気質が違って、あまりキャンプを好きではありません。楽しい部分もあるけれど、トータルでは面倒くさい、お風呂に入れない、疲れる、といったマイナス面の方が大きい。だからと言って行くのを嫌がると、お父さんは不機嫌になる。絶対に嫌という程ではないし、まったく何も楽しみがないわけでもないので、渋々だけれど付き合っている。

 お父さんはお父さんで、子供が渋っているのは知っている。けれども、行く前は面倒くさいかもしれないけれど、行ったら絶対に楽しいんだから! と信じて疑いません。なぜならお父さんはキャンプが大好きなので、その楽しさが解らない人の気持ちを想定できないからです。

 お父さんは、子供はキャンプを楽しんだと考えていて、それに連れていった自分に大きな加点があると査定します。ところが実際には、やや減点されているという訳です。

 こうした査定の食い違いは、生活のあらゆる場面で起こり得ます。機嫌が悪くて、子供に理不尽に八つ当たりをしてしまった。さすがにこれをプラスに査定する親はいませんが、マイナス5くらいに思っていたところ、実際にはマイナス100だった。子供のためを思って説教をして、プラス10くらいに思っていたら、実際にはプラス2くらいしかなかった。

 といった想定と現実との不一致が積み重なり、場合によっては関係を壊すほどに莫大なマイナスになってしまうのです。

 

 

 

 

親だからと言って、自分は贔屓目には見られない! と想定する

 こうした不一致によるマイナスの蓄積を防ぎ、解消するには、意識変革が必要です。一つ一つの細かいことを気にするのではなく、コアの部分を変えれば、一気に全てが変わります。

 甘い査定基準を見直し、シビアなものに更新するのです。「親だからと言って、自分は贔屓目には見られない!」と思ってください。

 一般論として、親子なのですから、実際には贔屓目で見てくれます。しかしその査定が甘くなって失敗するのだから、思い切って、贔屓目はないと想定します。すると関係に甘えた理不尽な扱い、あまりにみっともない姿を見せる、などが是正されます。

子供の人格を尊重する

 子供には、子供の好き嫌いの嗜好と、価値観があります。赤ちゃん、幼児の頃であれば、何でも親の方が正しかったのでしょうが、成長するに連れて、子供は自分の世界を持ち始めます。

 いつまでも自分の方が絶対に正しい! という思いと態度で子供に接していると、拒絶されて当たり前です。

 段階毎に、子供に自治権を受け渡すイメージを持ってください。やがて子供は、精神的に親から独立します。その先は、何があっても互いに絶対に味方でいる友好国になれば良いのです。

 

 

 

まとめ

 血の繋がり、一緒に暮らしてきた歴史を過信すると、加点と減点の査定が甘くなります。そのギャップによってマイナス点が溜まれば、親子であっても関係は壊れます。

 

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