「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。自己肯定の弱い人、自信のない人、あるいはお人好しは、損な役回りにされるケースが多いです。自分勝手な人に、都合よく利用される関係を作られるからです。
そこから抜け出す、第一歩の切っ掛けになる記事です。
タップ、クリックできる【目次】
自分勝手な他人に、付け込まれないために
他人の都合で動けば、不幸になる
他人は基本的には、あなたの利益や幸福を考えていません。ですから他人の都合で動けば動くほど、自分は不幸になります。
例えば多くの経営者は、できるだけ低いコストで労働力を得ようと考えています。労働者は自分を儲けさせるために存在するのであって、労働者のために自分がいるのではありません。そんな経営者の都合で動かされたら、どうなるでしょうか? ブラック企業の経営者は、自分勝手でなければ務まりませんよね。
もちろん、他人の利益や幸福を考える偉い人もいます。それでもやはり優先は、自分自身です。あなた個人に焦点を絞って、熟考して最優先にしてくれるはずはありません。
自分を1番にして、他人のためには動かない。この当然の事実から、得られる結論は一つです。他人の都合で動かされる度合いに応じて、その人は不幸になります。
いかに自己決定ができるのか
人の幸福の度合いは、傾向として自己決定に比例します。自分で行った決定は、自分の価値判断によるものです。他人の都合ではなく、自分の都合です。
自己決定が多ければ多いほど、その人は自分のために生きています。他人の決定に動かされればされるほど、他人のために生きることを強いられています。
少し見方を変えるなら、流されて生きているのか、自分の意志と力で生きているのか、の違いです。
諦めて妥協してはいけない
諦めて妥協して、流されて生きれば楽かもしれません。ですがその流れとは、何なのでしょうか? 他人の都合の塊です。そんなものに服従してしまえば、不幸になるだけです。
またその流れというものは、上手くできています。あなたを絶望させる程でも、怒らせて戦いを決意させる程でもありません。少し我満すればそれで済むような、ちょうど良い加減に調整されています。
例えば、会社内で損な役回りをさせられている人を思い浮かべてみてください。面倒で大変だけれど、実績や評価に結び付きにくい仕事が回ってくる。賃金以上の負担が当たり前になっている。そんな人は、いませんか?
こうした人たちは、親切であったり、弱気であったり、といったメンタリティです。人が良いから、頼られたら断れない。弱気だから、強く出られると押し返せない。そうやって、損な役回りが固定されています。
プライベートな友人関係、家族内であっても、同じ状況は起こります。あなた自身の現状で、このような損な役回りがないか、探してみてください。そこには、必ず得をしている(楽をしている)人がいます。
あなたに、諦めて妥協して受け入れさせるよう、巧妙に仕掛けた張本人です。
主体性を取り戻し、自分のために行動する
・主体性を取り戻す
・自分のために行動する
この二つを意識するだけで、人生が変わります。
人間関係は、各々のメンタリティの組み合わせで定められます。自分が弱くて他人に合わせる傾向の濃い人の存在は、自分勝手な人からすれば好都合です。良いように利用されて、気付けば関係性を固定されています。
ここから抜けだすには、最初は衝突と反発を覚悟しなければなりません。既得権を守ろうとするのは、当然の心理です。
主体性を取り戻すとは、自分で考えて行動することです。自分のために行動するとは、身勝手になれという意味ではなく、取り分や負担を公平にすることです。
嫌われる勇気を持とう
断れない多くの人には、嫌われたくないという意識があります。好かれていたい、かもしれませんが、同じ方向性です。
既得権益者は、その辺りの心理を上手く利用しています。損な役回りの報酬として、良好な人間関係を提供しているケースが多くあります。ただその関係性は、あくまでも見せかけに過ぎません。これは守るべき価値のある、人間関係でしょうか?
ですから嫌われる、関係が壊れる、といったものを怖がる必要はありません。不公平なものを、公平に正すだけなので、気後れもしなくて良いです。
長年、染みついた処世術から外れるのは、何とも居心地の悪いものでしょう。しかし「損な役回りをしなくても、自分の居場所はある」、「自分を対等に、尊重してくれる人がいる」といった経験をして、新しい世界に踏み出さなければなりません。
まとめ
人間関係の基本は、助け合いです。人は争うために、社会を形成しているのではありません。助け合って、より良い生活を送るために一緒にいるのです。
しかし、ずる賢い人はいて、他人を犠牲にして余計に得をしようとします。親切な人、弱気な人は、気付けば損な役回りに固定されてしまいます。この現象は、家庭でも友人関係でも職場でも、どの人間集団でも起こり得ます。
不公平な役回りに立たされている人が、明確にNO!と言うしかありません。
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