「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。「人生の中で悩まなければいけない場面なんて、そうはありません」、僕がこう言うと、ほとんどの人から奇異な目で見られます。けれども考え方を説明すると、納得してもらえます。
今回は僕自身が、「なぜ悩まないのか?」をお伝えします。これを知ると、人生がシンプルになります。
タップ、クリックできる【目次】
悩みとは何か?
苦痛 + 迷走
辞書(デジタル大辞泉)で「迷い」を引くと、「思いわずらうこと。心の苦しみ。」とあります。ただこの表記は、やや不正確です。心の苦しみは、確かに迷いには付き物です。しかし心に苦しみがあるからといって、迷っているとは限りません。苦しみながらも決意を固めて頑張っている姿を、迷っているとは見なしません。
より正確には、「思いわずらい、苦しむこと」、もしくは「心に苦しみを抱えながら、思いわずらうこと」といった表現になるでしょう。
では「思い煩う」の方を引いてみると、「あれこれ考えて悩む。」とあります。悩みで引けば思い煩うが出て、思い煩うを引けば悩みが出てくるあたり、どうにもたらい回し感があります。しかし合わせて考えれば、悩みの定義は「思いわずらい、苦しむこと」で間違いないでしょう。現実社会でも、実際にそのようなニュアンスで使われています。
つまり悩みとは、「苦痛 + 迷走」です。
悩みを消す、基本的な考え方
悩みは、「苦痛 + 迷走」であると明らかになりました。ここから悩みを消す方向性には、2つの種類があると解ります。苦痛をなくすか、迷走をなくすか、です。
この2つは、互いにその原因になっているケースも多いです。苦痛があるから迷走する、迷走するから苦痛である、という事ですね。
99%の悩みを消す方法
「迷走」をターゲットにする
苦痛をなくすか、迷走をなくすか、という事ですが、迷走をターゲットにする方がより現実的です。
薄毛の悩みを抱えているとして、それをまったく気にしなくなれば、確かに苦痛はなくなります。家族との険悪な関係に悩んでいるとして、その状況に平然とした気持ちになれるなら、確かに苦痛はなくなります。
勿論、考え方や価値観を変えて苦痛を無くす道もありますが、ほとんどの人にとって困難なハードルの高さです。比べれば、迷走はかなり与しやすい相手です。
迷走している状態とは?
簡単に言えば、「どうしたら良いのか判らずに困っている」状態です。多くの場合、大なり小なりの思考停止をしています。
考える、調べる → 努力して検証する
悩まない人には、悩むという段階がそもそもありません。悩む人の思考回路が、
どうしたら良いか判らない → 困った…… どうしよう……
であるのに対して、悩まない人の思考回路は、
どうしたら良いか判らない → 考えよう、調べよう
であるからです。迷走している暇があるなら、解決策を考えます。迷走しないので、悩むという段階がありません。
自分で考えても判らない時は、すぐに調べます。ネットで検索する、本を読む、知っている人に尋ねる、などで、ほとんどの悩みには解決策が見つかります。
悩んでいる状態は、立ち止まってオロオロしているに過ぎません。
可能性がなければ、「諦める」だけ
しかし世の中には、解決できない問題もあります。八方塞がりで、何も打つ手がない状態です。こうした時には、悩むしかないのでは? というのは、当然の疑問です。
ただ人間、絶対に不可能だと判れば、逆に悩みません。やがて訪れるという意味での死を、普通は悩みません。美味しいお菓子が食べたら無くなってしまうのを、悩む人もいません。そこに可能性がなければ、諦めるしかないからです。
諦めたなら、迷走もしません。諦めた先には、受け入れる以外に選択肢はないのですから。
選択しきれない未練
完全に不可能ではなくても、リスクやデメリットが大きいと判断して諦める場合もあるでしょう。
スポーツで全国大会に出場できる実力がありながら、大学受験を優先して部活を引退した。といったケースです。部活に未練があると、それを選ばなかった苦痛が生じます。「部活に戻りたいけど、でも……」といった心境になれば、悩みの中にいます。
何かを選択するということは、何かを選択しないということです。自分にとってより良い選択をしたなら、選ばなかった選択肢に未練を残してはいけません。
このような選択をしなければいけない場面では、もう考える余地は何もないというくらいに熟考しておく必要があります。見切り発車で選んでしまうと、選ばなかった方が気になります。
まとめ
悩んでばかり、悩みが尽きない人は、結局は立ち止まっているだけなんです。どうしたら良いのか判らなければ、調べて考えます。その上で、良さそうと思うものに賭けるしかありません。
悪い結果も覚悟して行動を起こせれば、99%の悩みは消えます。シンプルに考えて、動いた方が良いです。
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