「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。鬱病とは、心の強制停止です。あまりに強い苦痛に心が潰されてしまわないよう、感受性を落として対応します。ですから鬱病の改善には、苦痛の軽減が必要です。
これは僕自身が鬱病となり、改善するまでの経験談です。
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僕はどのように鬱病になり、どのように改善したのか?
突発的な酷い出来事
20代後半の頃です。当時、それはもう酷い目に遭いました。僕以外の人のプライバシーがあり、読む人が読めば解ってしまいますので、具体的には書きません。ただその出来事は問題ではなく、悪意ある第三者によって酷い目に遭わされたとだけお話ししておきます。
その出来事の直後、僕は荒れ狂いました。その後の展開で、不甲斐ない自分の対応から、その事について全てを失いました。それは僕の人生を賭けた目標でした。全てを失い、絶望がありました。
自分の手を離れてしまって何も出来ず、不安で心配で溜まりませんでした。でも自分はもう、その件については、手を触れることを許されていませんでした。
僕にとって残された最善の行動が、身を引いて関わらないことだったのです。
ぼやける感情と感覚
絶望が日常になった頃、感情の動きが著しく停滞しました。ぼやけた感覚の奥底には、耐え難い苦痛があると自覚はしていました。ぼやけている分、直後の激しい嵐のような状況とは違っていました。
ただ、やる気、嬉しい、楽しい、プラスの感情の全ても出てきません。笑うことはあっても、心の底からは笑っていません。
「僕はもう、二度と心の底から笑わないのではないか?」
本気でそう考えていました。その状況が、約2年間、続きました。おそらく一緒に暮らす家族は、僕の異変に気付いていないでしょう。心の中はともかく、僕は表面上の言動を何も変えませんでしたから。
何も気にせずに過ごし続ける
精神科、心療内科にかかれば、間違いなく鬱病と診断されていたと思います。でも僕はその当時、自分を鬱病だとは認識していませんでした。改めてその事実に気付いたのは、驚くべきことに、15年も先です。
悪いことが起これば、落ち込んで当然です。別におかしな事は何もありません。ただ出来事が大きかったので、期間が長くなっているだけ。仕方のないことですから、僕はその状況をまったく気にしていませんでした。
特に立ち直ろうとも思いません。ぼやけているので、そんな事すらどうでも良かったんです。当時の僕は、元々、自分の幸・不幸に関心が薄かったというのもあります。
特に何の切っ掛けもなく、感情が戻り始める
そのまま気にしないでいると、やがて感情が戻り始めます。当時の僕は、こう思いました。
「一生、心から笑えないと思っていたけれど、意外にも回復するものだな。思っていた以上に、僕の心は強くできているらしい」
こんな風に、僕は鬱病である自覚もなければ葛藤もなく、治るための努力など何もせず、ただ放置しているだけで自然回復したのです。やがて僕なりに、普通の精神状態に戻りました。
潜在意識は、頑張っていた!
僕のこの事例では、前提に「自分の幸・不幸に関心がない」がある時点で、かなりレアケースになるのかと思います。自分の精神的な辛さを、ただ現象としてしか認識しておらず、辛さから逃げようとも考えていない部分がありました。「辛い? それが何?」っていうノリです。
本当に、鬱病をただその状態として認識して、まったく気にもせず生活していただけでした。
あまりに気にしていないため、それが鬱病に該当すると気付いたのも、かなり後になってからでした。
僕は自分の精神状態がどうだろうと気にしていませんでしたが、潜在意識は違います。潜在意識では、懸命に苦痛を抜き続けていました。
僕が葛藤せず、呆けていたのも幸いでした。顕在意識と潜在意識とはシーソーのような関係性にあり、顕在意識が引っ込んでいれば、潜在意識が活性化します。僕のどうでも良い投げやりな気持ちは、潜在意識を活性化させ、鬱病から立ち直るのに最適な環境でした。
あまり書くと僕と言う人間が不気味に思えてくるので躊躇されますが、読まれた方のお役に立ちたいので、ちゃんと書きます。当時の僕は、生きる意欲自体に薄かった部分がありました。物欲なども弱いため、僕は何のために生きているのやら…… という感じでした。生きている最大の理由は、「わざわざ死ぬ理由もないから」でした。
でも安心してください! 今は大分、普通の人間らしい感覚の中で生きています。一つ上の段にあるような、近づき難いメンタリティではありません。いたって平和な温厚な人間ですから、気軽に絡んできてください。
まとめ
何もせずに放置が、もっとも潜在意識を活性化させます。僕は治りたいとも思わなかった、どうでも良かった、何も葛藤しなかった、という無欲さで、鬱病を完治させました。
この情報をネット上に置いて、必要な人の目に留まることを願います。
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