「軽やかに♪ 心click」管理人、小池義孝です。なぜ確信と情熱が人を動かすのか? 何となくではなく、明確な知識を得ることによって、理解が深まります。
それが法則として根付いた時に、より大きな影響力を及ぼせる武器になるのです。
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確信と情熱は、なぜ人に影響を与えるのか?
信じるとは何か?
客観的に証明されていないものは、仮定や推測の世界にあります。そういった不確かなものを事実として扱うことを、「信じる」と言います。
確信という表現は、「確証はないけれど、ほぼ事実だろうと推測している」状態を指しています。
人は多くの不確かなものに囲まれている
探してみると、人は多くの不確かなものに囲まれて生活しています。将来の収入だって判らないし、結婚相手が浮気をするかもしれません。突然の自然災害に襲われるかもしれない。
勿論、不確かに起こるプラスもあります。旦那さんが記念日でも何でもない日にサプライズで花を買ってくるかもしれません。宝くじが当たるかもしれませんし、スカウトされてハリウッドデビューをする可能性だってあります。
実に人は、多くの不確かなものに囲まれているものです。
不安だから、信じる
だから人は不安になります。その不安を軽減する道具として活躍するのが「信じる」という行為です。
つまり人は自然と信じてしまう以外にも、「信じたい」という欲求に突き動かされる側面が強くあります。人は自分にとって都合の良いものを「信じる」ことによって、精神の安定をはかろうとするのです。
確信 = 重力
自分があやふやに思っているものを、確信している人がいたとしたら、果たしてどうなるでしょうか?
あやふやな人が、確信している人に引っ張られるのです。自信がない、確信がない。この状態は、明らかに弱気になっています。当然ですが、弱気は防御力にも攻撃力にも乏しい。
ですから強気の人に押しまくられ、だんだんと引き寄せられていきます。それはあながち、重力のようです。
購入すべきか否か迷っている時に、セールスマンが超強気の発言をしたとします。
「この商品は絶対にお勧めです! プロである私が、自信をもって推薦いたします! 買って損はさせません!」
なんて来られたら、「じゃあ…… 頂こうかしら……」となりますよね。これはセールスの常套手段です。
あなたにも経験があるはずです。僕にもあります。そしてその中には当然、とんでもないハズレもありました。まあそうやって、学んでいくものですよね。
確信と情熱が人を動かす
ですから確信と情熱です。確信をもって情熱的にアプローチをすれば、どっち付かずに揺らいでいる人に対して、まとめて影響を及ぼせます。
決断を促す時、最後に威力を発揮するのは、この「確信の伝染」です。
確信できる範囲だけで動く
これは逆説的ではあります。人に影響力を強く及ぼしている人は、確信の外側では動きません。自分の確信の中にいて、常にパワフルに他人に影響力を及ぼせます。確信を持っていれば、言葉の力が上がって当然です。
そうなるには、勉強と体験が重要です。学び、実践して経験を得たものだけが、本当の意味での確信になります。
人に影響を及ぼしたいと願うなら、その分野の勉強と経験の積み重ねが前提になります。これなしに人に影響を与えれば、いい加減な情報が広まって、社会を無用に混乱させます。人に影響を与えるとは、本質的には、より優れた知識を持つ者が、そうでない者を導く行為です。
詐欺師、ペテン師は確信を装う
確信の伝染を、悪意をもって行う不埒者も多くいます。決して、自分は嘘を見抜ける! などと思わないでください。
「他人を騙すには、まず自分から」です。嘘だと解っている1割だけを残して、9割の自分を騙すのです。その上で嘘を吐かれたら、周囲には解りません。
質問をして揺さぶりをかけたところで、頭の良い悪人はすべてを想定済みです。スラスラともっともらしい答えが返ってきます。
自分の見る目を過信してしまった故に、詐欺師に騙されるのだと知っておきましょう。
自信満々な弟に騙され続けた中学時代
一つ下の弟は、中学生時代、根拠もなく自信満々でした。本当に根拠がないんです。何となく思うくらいのことで、あたかもそれが確認された事実かのように話します。それで何度も騙されてきました。
ある日などは、海外からのテレビ中継などの電波は、日本に届くまでに9分ほどかかると主張していました。
これは間違いだと、さすがに僕も知っています。その根拠を尋ねると、「私が計算した結果」という謎の計算式が登場します。その時に僕は、「うわっ! 普段の断言もこのレベルの根拠だったのか!」と目が覚めました。
もちろん今では、大人になって真っ当な人生を歩んでいます。決して詐欺師やペテン師の類ではありませんので、本人の名誉のために、ここは念を押しておきます。
まとめ
稀に思い込みの激しさで他人を巻き込んでしまうタイプの人もいますが、答え合わせをしている内に信用を失います。
影響力を与えられる人は、多くの勉強と経験を積み重ねてきて、強い確信を得ています。人に強い影響力を与えるには、小手先ではいけません。確信できるものを深めていき、研鑽あるのみです。
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